全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

春闘 親企業の労使こそ”がん”

2014年01月17日 11時46分59秒 | トヨタ自動車
企業間格差の是正が進まない訳
 
 連結企業、系列企業と言う関係が、呪縛となって各企業の独自性が表れてこない弊害にこそ視点を置いて労使交渉を進めたい。
 系列企業では、親企業よりも賃金を始め労働条件を上回ることが許されない環境が出来ている。親企業の労働組合からもお叱りを受けると言うのですから、非常に性質が悪い。ナショナルセンターがいくら「格差是正」と言っても、これまで縮まるどころか広がるばかりである。
 しかも、働く人口の4割は非正社員と言うのですから、労働条件向上の蚊帳の外に置かれているのが現状です。この現状を変えていかないと良くはならないのです。

大企業の労使癒着を切り離せ
 財界は、賃金は個別企業の交渉で決まるものであると言い張るけれど、大手企業の労働組合までもが財界の姿勢を容認していることに問題があるといわなければなりません。
 自動車総連、全トヨタ労連は、今春闘は総合力を発揮して、中小企業で働く労働者の低賃金構造を是正する姿勢と、非正社員の時給を引き上げるために、親企業との交渉を試みて、賃上げ原資獲得のために利益と内部貯金を還元させるべきです。これらの運動こそ労働組合の社会的役割でしょう。

第35回1万人トヨタ総行動を計画
 当労働組合が参加している西三河地域労働組合総連合の上部団体である愛知県労働組合総連合は、2月2日(日)午後1時から名古屋市の白川公園で、第35回1万人トヨタ総行動を計画しています。「消費税増税ではなく、賃金の引き上げを」「賃上げ、下請け単価に還元を」掲げて、集会とデモ行進を計画しました。労働者も下請け業者もこぞって参加して世相を変えていきましょう。
コメント (7)
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