キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

坂本竜馬

2006年05月07日 | Weblog
ネットにつながりました。
引越しをしてから1ヶ月とちょっと。
今はネットがビジネスにも必要な時代なんだから、引越しの手続きでこんなに時間がかかってはいかんと思う。
プロバイダにとってはこれは大きなビジネスチャンスだと思うけど。

そんなわけで、ずっと更新できなかったにもかかわらずずっと見ててくれた人がいて驚いた。ありがとうございます。
これからは、陸上のことはあまり書けなくなると思うけれど、これまでのスタンスで、思ったこと、考えたことを中心に書いていこうと思います。日記ではなく。

今、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んでいる。
時代が(今のように)平和なときは、後の時代の歴史の授業では一気にすっ飛ばされる。
でも、激動の革命期には面白い人物がものすごくたくさん出てくる。
そんな時代じゃないと、才能を開花させられない人間が多いようだ。
逆に、400Hの為末だって時代が違えば世界に名が知られたかわからない。

竜馬は明治維新にはなくてはならない存在だったが、例えば勝海舟と出会っていなかったら、竜馬の人生はもちろん、日本の歴史も少なからず変わっていただろう。
そういうことって誰にでもあるのだろうか。
偶然でも、必然でも、運命でも、ある人と出会うことで、これまで歩いていてこれからも歩こうと思っていた方向から大きくそれることがあるのだろうか。
たぶん、小さいころは、その連続だと思う。
親、教師など周りの大人の影響力は大きい。
小さいころに、そんな出会いによる方向の変更を幾度となく繰り返し、大学に入るころには皆がそれぞれ違う方向を向いている。
でも、大学に入ったころから自分の進む方向を大きく変える人に出会うことはなかなかないように思う。
もし、誰か自分の道を大きく変える人物に出会ったならそれは幸運かもしれない。
年を重ねれば重ねるほど、進む道の方向転換は重要かつ難しいものになるから。
だからこそ、道を決め、方向を調整するのは自分自身なんだと思う。

坂本竜馬は、敵である幕府方にいる勝海舟に弟子入りした。
それくらいの気概がないと、道は変えられないのかも。