キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

スタートはうまくやる

2006年10月11日 | Weblog
格言入りの陸上Tシャツがはやっている。
今日、スポーツ洋品店で見たもののなかに、短距離としての格言があった。
細かくは覚えていないが、

・スタートが全てを決めると思え

というような文句があった。

どうも、僕の感覚と違う。
スタートはStartであって、全てではない。
僕自身、大学のときスタートにこだわっていたときがあった。
でも、よく考えれば100m中の20mくらいしかないスタートなのに、
全体の練習量の20%どころか、50%くらいの比率にしてしまっていた。
試合のビデオを見れば分かるが、速い選手と一番差がつくのはスタートではなく中間疾走だ。
相手がスタートを得意としているような場合を除いて、一般的にスタートは相手より遅れなければいいと思っている。スタートで差をつけようなんて考えない。そんなことよりも、うまく中間疾走へ持っていくことを考える。
スタートを速くするのではなく、うまくする。それがSDの練習だと思う。

どうも、試合の敗因にスタートの失敗を挙げる選手が多いように思う。
もっと、大局的に分析できるように思う。