キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

2009年03月15日 | Weblog
ふとした話の流れからアメリカではどれくらいの家に銃があるんだという事を聞
いた。

80~90%だそうだ。
半年間で殉職した5人の警官のうち2人は交通事故、3人は一般市民に銃で撃たれ
たとのこと。

善良そうな、やさしそうなアメリカ人だった。
彼も家に銃を持っているそうだ。

なぜ、持つのか。

隣人が持っているから。

その答えは極端な話かもしれないが、人間の心理としてその論理は正しいと思う。

アメリカが核を持つから他国も持ちたがる、と同じ論理か。
持たないと、対等の力を持てない、そういう世界。

日本は、基本的に隣人が銃を持っていないと堂々と言える。
だから、自分も持つ必要がないし、そんな発想すら普通は出てこない。

フィリピンでは、お金持ちはライセンスを取得して合法で持っているそうだ。
お金持ちはみんな机の中に隠していると。
お金持ちほど敵が多いからだそうだ。

アメリカ人はフィリピンよりも中産階級が多い。
だから、みなが銃を持てるのか。

世界が豊かになるほど、銃の所有者が増える。
銃のなくなる日は、世界から飢餓がなくなるよりも難しいと思った。