キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

別れの季節

2009年03月30日 | Weblog
春は別れの季節というけれど、この3月は親しい人が相次いでプロジェクトを離れ帰国していった。

その中でも、1年半一緒に仕事をしてきたフィリピン人のJunの帰国は大きい。
お互い、現場というのも、海外勤務というのも初めてのところから始まって、お互いの立場で成長して行った様に思う。
少し前にこじんまりとした歓送会を近くの町の韓国料理屋でやり、2日前には部屋で一緒にギターを弾いて歌った。

今、彼はいつもの黄色いつなぎ姿ではなく、見慣れない私服姿で晴れやかな顔をしている。
逆に僕の胸はなんだかずーんと思い。素直に笑えない。

彼がいなくなると、業務上のインパクトもさることながら、精神的にも寂しくなりそうだ。
ついつい、彼に甘えて最後までいろんなことをお願いして忙しくさせてしまった。
最後の数日間くらいはのんびりさせてあげればよかったと今になって思う。

僕の力がもっとあれば、彼をもっと成長させれただろうし多くの業務を効率よくさせられたと思う。
もし、またどこかで一緒に働くことができたら、もっといいポジションで責任のある仕事をさせたいと思う。

と、そんなことは、家族のことしか頭にない今の彼には言えない。
やっぱり、業務完了で帰国する人の顔はすがすがしくていい。
明日から彼の顔が見れないということが考えられない。