キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

卓球カタールオープン

2010年02月25日 | Weblog
卓球のカタールオープンという国際試合がドーハで行われるという情報があり、日本人選手も出場するということだったので、金曜の午後に車を借りて先輩数人と観戦に行ってきた。

普段はテレビ以外のスポーツ観戦といえば、なんだろう、最近したということが思い当たらない。
それくらい、見に行かないけれど、こっちに来てからは何かと国際試合を見に行っている。
サッカーW杯予選、GPグランプリ、ゴルフのマスターズトーナメント。
娯楽が少ないっていうのも理由のひとつだけれど、人口が日本に比べて極端に少ないため「国際試合」というのが日本よりも身近に感じるのかも。
そんなことを最近思うようになった。

さて、卓球のカタールオープン。
卓球の試合って生で見ることはもちろん、テレビですらまともに見たことがない。
スポーツ番組で20秒くらい流れるのを見るくらいだ。
なにがどう進んでいくのか勝手がわからない。
とりあえず、入場は無料。
世界大会だというのに、なんというか、かなりいい加減な運営で、どこかの中学校の市民大会のよう。

到着してすぐに、運良く福原愛の試合が始まった。
てきとうな運営に少しげんなりしていた気持ちも福原愛の試合を間近で見られてテンションは急上昇。
強い。
最近のニュースでは若手の石川佳純に抜かれたとか、いろいろ不調な話もあるけれど、やはり日本人の中でも福原愛は強いように見える。
予選ではあったが、観戦した2試合を圧勝。
石川佳純は、速い。
きれがあって見ていて面白い。
かなり強い中国人に負けてしまったけど。
日本男子も善戦したが、やはり中国、韓国勢は群を抜いて強い。

個人的にはカットマンの試合を見ているのが面白い。
映画のピンポンでもカットはかなり奇異に写った。
強打をなかなか打てないし、結構試合では負けているように見えるカットマン。
どうして、あんな変則的な打ち方にこだわるのだろう。
と、思っていたら少し前に世界大会で優勝したのは中国のカットマンだとか。
今回も日本の石垣優香がカット使いで、熱心に応援した。負けてしまったけど。

観戦席には、ドーハ在住の主婦と子供たちが大勢来ていた。
日本人会というものが、大使館夫人を中心にあるらしい。
卓球を見に来たというよりも、子供たちを遊ばせる場所を求めてきたという印象が強い。

福原愛は試合後、わざわざ日本人の集まっている観客席まで来て挨拶をしてくれた。
その後、観客席の僕らの近くに座ったので、思い切って一緒に写真を撮ってもらった。
なぜか、すごく緊張した。
ただ、あとで調べてみると、福原愛はあまりそういうのが好きではないようなので、よくないことをしたなと少し反省した。

このカタールオープンという試合。
あんな安っぽい運営なのに、世界中からトップクラスの選手が集まるそうだ。
優勝賞金がやけに高額だというのがその理由らしい。

キャンプに戻り、卓球熱がさめやらぬ中、先輩と卓球をしようという話になったが、昔卓球台のあった場所はネットルームに改造されており、かなわなかった。
あの不思議なサーブや切れるスマッシュ。
上げた手を下ろす場所がない感じ。