誤解を恐れずに、『全盲の僕が弁護士になった理由』を読んだ素妻直な感想を記す。なんだか思い上がりのような事も書くが、それも含めて、読後の正直な気持ち。
僕は、そして少なくとも僕の周りにいる多くの人たちが、(少なくとも)経済的にという意味で、日本の平均以上の豊かさを得ている。
また、日本人の多くが経済的にという意味において、世界の平均以上の豊かさの中にいると言っていいだろう。
では、このうちどれくらいの人が、人を助ける側にいるだろう。
通勤電車の中。
目の前には、じっとこちらを見つめ続けるアフリカの子供のポスター。1日150円で救える命があります。そんなキャッチコピーに心は揺れても、結局150円すら払わない。
朝起きて、お昼ごはんを食べて、夜寝るまでに、僕は誰を助けただろうか。助けようとしただろうか。
僕の会社は、人を助ける側にいるのだろうか。会社の活動の何か一つでも、困っている人に手をさしのべているだろうか。僕らが一生懸命働いたその結果は、少しでも誰かの支えや救い、希望につながっているのだろうか。
残念ながら、そんなことは想像できなかった。
平均以上の豊さの中にいる。それならば、困窮していたり、病や障害をかかえていたり、孤独や悲しみの中にいたり、そんな人を少しでも助ける側になぜまわらないのか。
そんな当たり前のことが、当たり前だと昔は思っていたことが、なぜだか当たり前のように現実の生活から遠く離れている。
そのことにすら気づかないくらいに。
僕は、そして少なくとも僕の周りにいる多くの人たちが、(少なくとも)経済的にという意味で、日本の平均以上の豊かさを得ている。
また、日本人の多くが経済的にという意味において、世界の平均以上の豊かさの中にいると言っていいだろう。
では、このうちどれくらいの人が、人を助ける側にいるだろう。
通勤電車の中。
目の前には、じっとこちらを見つめ続けるアフリカの子供のポスター。1日150円で救える命があります。そんなキャッチコピーに心は揺れても、結局150円すら払わない。
朝起きて、お昼ごはんを食べて、夜寝るまでに、僕は誰を助けただろうか。助けようとしただろうか。
僕の会社は、人を助ける側にいるのだろうか。会社の活動の何か一つでも、困っている人に手をさしのべているだろうか。僕らが一生懸命働いたその結果は、少しでも誰かの支えや救い、希望につながっているのだろうか。
残念ながら、そんなことは想像できなかった。
平均以上の豊さの中にいる。それならば、困窮していたり、病や障害をかかえていたり、孤独や悲しみの中にいたり、そんな人を少しでも助ける側になぜまわらないのか。
そんな当たり前のことが、当たり前だと昔は思っていたことが、なぜだか当たり前のように現実の生活から遠く離れている。
そのことにすら気づかないくらいに。