オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

群馬県四万温泉「積善館」

2022年06月24日 | 建物探訪
群馬県の旅で見学した積善館
急な旅の計画だったので、積善館には泊まれませんでしたが、外観だけ見に行ってきました。

四万温泉に向かって車を走っていた途中、なんと「千と千尋の神隠し」の音楽が・・・
国道353号に設置されたメロディーライン

温泉街の期待が一機に膨らみました~
四万温泉の積善館は、宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」のモデルの宿の一つとも言われています。







すぐそばを流れる川はとてもキレイ


今回は泊まれていませんので、内部の様子はコメントできませんが
本館は1694年に開業した日本最古の湯宿建築として、群馬県の重要文化財に指定。

昭和11年に建てられた山荘は、国の登録文化財。
そして群馬県近代化遺産指定であり、昭和レトロ空間を味わえるようです。

夜の姿も美しいです



ホームページには、積善館の歴史についても詳しく紹介されています。
日本最古の木造湯宿の建築を見る為にも、是非、泊まってみたいです!

今回の旅で寄った
中之条ガーデンズの記事はこちら

四万温泉「積善館」
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日立武道館(旧共楽館)

2021年11月30日 | 建物探訪
日立市の調査で日立中央ICを利用、降りて市内方面へ向かう途中、大きく独特の建築物が見えます。



国登録有形文化財になっている、旧共楽館、今は「日立武道館」となっている建物です。
建物の完成は大正6年(1917年)です。




「共に楽しむ」が名前の由来のようで、日立鉱山従業員、地域住民も利用できる厚生・慰安施設として日立鉱山により建築されました。詳しい説明はこちらでご覧ください。


昭和42年(1967年)に市に寄贈され、日立武道館として使用されています。







平成23年(2011年)に耐震補強等の工事が行われ改修されましたが、階段室や格天井などは昔のまま残されています。






お近くへお出かけの際は、ぜひ建物をご覧ください!

日立武道館
所在地:日立市白銀町2-21-15
TEL:0294-22-0361
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春風萬里荘(笠間市)

2021年10月02日 | 建物探訪
茨城県建築士会女性委員会の仕事で、春風萬里荘へ取材に行ってきました。
(記事が遅くなりましたが夏前のこと)




春風萬里荘は、昭和40年(1965年)に、北大路魯山人が住居としていた建物を、北鎌倉から移築したものです。日動美術館の分館として、一般に開放されています。

茅葺き入母屋造り、江戸時代中期の建物です。(詳しくはホームページを)






石庭に面した縁側では、お抹茶をいただくことができます。
建物内部には、万事に凝り性であった魯山人自らが作ったものも見られます。


馬屋を改造した洋間には、魯山人作の手斧削りのベンチにケヤキの小口を見せた木レンガの床。






こちらも魯山人作の、青竹を模した半円筒型の織部陶板を張り込んだ長州風呂。



さらに、トイレには、魯山人作の陶製のアサガオ。



茶室は千宗旦によって作られた「又隠」をお手本に魯山人が設計


とにかく、見どころ満載です。
2018年から2020年にわたった、庭園庭園改修工事。
高低差を利用した奥行きのある眺めをつくり、回遊式庭園が出来上がりました。



また、庭を散策した先には、地元の豪農から移築された江戸期の長屋門があります。
長屋門の内部には部屋があり、事前予約が必要ですが食事もできます。




庭には湧水を生かし、石組を活用した大小の池があります。
桜や梅、モミジ等が多数植えられ、四季折々の散策が楽しめます。



笠間市へお出かけの際には、是非立ち寄ってみてください。
魯山人の審美眼に触れ、古民家の良さを味わいながらお庭もゆっくり散策してみてください。

春風萬里荘
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足利学校(栃木県)

2021年09月27日 | 建物探訪
先日、友人の実家の処分の相談で、足利市まで行ってきました。
土地の地形や建物の状態を確認し、処分方法を提案させていただきました。

さて、仕事を終え近くの足利学校を案内してもらいました。




足利学校は、平成27年4月24日、日本遺産として認定されました。

近世日本の教育遺産群 -学ぶ心・礼節の本源-
日本遺産として特徴的なのが、4市によるネットワーク型で認定されているいることです。私の住む水戸市にある「弘道館」とも登録上でつながっています。


下記の3つが教育遺産群として、構成文化財になっています。

茨城県水戸市の「弘道館」日本最大規模の藩校
岡山県備前市の「旧閑谷学校」世界最古の庶民のための公立学校
大分県日田市の「咸宜園跡」読み方は「かんぎえん」です。日本最大規模の私塾。

4つの文化財のストーリーの詳細はこちらで詳しくご覧になれます。

前置きが長くなりましたが、いくつか写真で建物を紹介します。


「入徳門」と呼ばれる入口です。


学生の講義や学習に使用された「方丈」と奥は学校の台所「庫裡」この二つはつながっています。



方丈の南部分、正面にはお庭があります。






「庫裡」の入口部分です。



「方丈」の裏側には北庭園。



仕事のついでに建物の見学もできて、とても充実した一日になりました。
この記事を書きながら、思い出しましたので追記します。

大好きな番組の「美の巨人たち」で「旧閑谷学校」が紹介されていました。
機会があったら行ってみたいな~と、思っている建物のひとつです。

なんといっても、ここの凄いのは、ピカピカに輝く講堂の床。
世界最古の公立学校に相応しい美しさと威厳があります。


写真は「旧閑谷学校」のHPからお借りしました。

岡山といえば、大原美術館。そして倉敷と旧閑谷学校ですね。
コロナが収束し、いつか旅する日を楽しみに頑張ります。

足利学校
旧閑谷学校

関連記事はこちら
弘道館(水戸市)
弘道館に見るハートの形

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廣澤美術館(筑西市)

2021年08月07日 | 建物探訪
隈研吾建築として話題になった、私設美術館へ行ってきました。
筑西市にできた廣澤美術館です。









内部は写真撮影できませんので、ロビーから写真のみになります。



敷地面積約3000坪の中に、建物面積は611.56㎡です。
庭もかなり広く、3つの名称のつく庭で構成。





枯山水の庭は「浄(きよら)の庭」




浄の庭の反対側にある「炎(ほむら)の庭」
こちらは芝生の庭となっています。




正面入り口の右側にある「寂(しじま)の庭」
竹と石でシンプルな構成です。



お庭のみの見学の場合、入場料はかからないようです。
隈研吾建築、庭にご興味のある方は是非お出かけください!


ザ・ヒロサワ・シティ

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