オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

旧芝離宮恩賜庭園

2011年03月06日 | 庭園・ガーデンへ行こう!
東京で日本庭園見学会に参加してきました。

今回は重森三玲(しげもりみれい)氏の
お孫さんにあたる重森千青(ちさを)氏の
解説つきという贅沢なものでした。

重森三玲氏は昭和期の作庭家として
たくさんの庭園を残しています。
(1896年~1975年)

日本庭園史の研究家であり
全国の庭園を実測測量をするなど
多大な功績を残した方です。

重森千青氏も日本庭園史の研究家として
仕事を引き継いでいます。

浜松町を降りて直ぐの場所ですが、
広さは約13,000坪、今東京に残る
江戸初期の大名庭園のひとつです。




州浜に建てられた雪見灯篭

池の淵には富士の黒朴石(溶岩)が
使われています。

回遊式泉水庭園ですが
もともと海面を埋め立てた土地であったため
池は海水を引き入れた
「潮入りの池」とのこと。



当時海水を引き入れていたため
引き潮の時には
浮島に渡ることができたようです。



橋を渡った向こう側にあるのが中島

中国で仙人が住むと言われる「蓬莱山」は
大変力強い石組みです。




池の中島に架かる「西湖堤」 
江戸期の大名庭園で流行だったようです。

西湖は中国杭州にある湖ですが
それをを模した石造りの堤です。


旧芝離宮恩賜庭園は昭和54年6月に
文化財保護法による
国の『名勝』に指定されています。

先生の解説のお陰で
真面目に記事書いちゃいました。



旧芝離宮恩賜庭園
JR浜松町駅 北口下車徒歩1分
開園時間:午前9時~午後5時
入園料:一般150円 65歳以上70円
詳しくはこちらを
コメント (4)
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