オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

春よ来い

2011年03月21日 | 植物
今日はつめたい雨
東北の方々は暖をとれているでしょうか。
被災者の方々の悲しみをこらえた気丈な姿には心を打たれます。


実家の様子を確認しながら墓参りに行きたくとも
国道51号大洗の夏海バイパスは通行止め(迂回路とのこと)
更に燃料不足のため断念しました。


先日ビルの破損したガラスの応急処置で出かけた際
春を告げる花を見つけ、ほんの少し癒されました。

駐車場の一角に造った小さな庭、私が植えた木でした。
下草として植えた春欄もつぼみが膨らんでいました。


春に先がけ
「まず咲く」が転化して呼ばれるようになったといわれる
  
『マンサク(満作)』 
です。


ねじれたような細い花びらはかなり個性的です。



春分の日なのでこの樹木を紹介します・・・この木には意外な秘密があります。


1年ほどまで前、テレビ番組で偶然知りました。

世界遺産でもある飛騨白川郷の合掌造りの建物の
骨組みの結束にマンサクの枝
が使われていたんです。

合掌造りの屋根の骨組みでは縄やネソ(マンサクの若木)で結んであるだけ。
これら縄やネソの結び方には秘密があるようで
釘などを使わず柔構造にすることで屋根が壊れるのを防いでいます。

一見枝を見たところ、そんな柔軟性にあるようには見えないのですが
地域性もあり、このマンサクが手に入りやすかったことで
やや扱いにくい点を乗り越えて選択した木とも・・・?

ご興味のある方はこちらをご参考に



一日も早く暖かい春が来ることを願っています。
コメント (2)
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