師匠の不思議な日常

天の語らい地の学び 香る神々との対話 天界、龍神界の物忌み(巫女)師匠こと天卜占と弟子で審神者(さにわ)である臣の日々

まんまる

2009年10月04日 | 天意の実践

月がきれいな夜だった。

闇の中で、ほどよく、うっすらと、雲の衣を広げて

まんまるな月が、夜の中で静かに輝いていた。

太陽の強烈な光を受けて、プラチナ色に丸い姿を見せていた。

ひとの肉体に宿る生命体ー意識も、本来はまんまる。

だから、円満な人格でいられるのだ。

ときどき、とがったひとと出会うことがある。

それも、現実世界において、というか、人間社会において、いわゆる

『成功者』とよばれるであろう、ひとたち。

なのに、とがっている。

話を聞くと、たいていがハングリー精神が旺盛で、寝る間も惜しんで

勉強し、よく働き、自らの手で、今の生活を手にし、豊かに暮らせて

いるはずなのに、

今までの原動力であった、飢えたこころはネガティブマインドと化し、

満たされず、成功してもなお、円満なこころを持てずに、

常に不安に巻き込まれている。

だから、失うことを恐れて、

さらに失うことを引き寄せるのかもしれない。

成功には代償がつきものだと、訳知り顔で言うひとがいるが、

それは、こういうネガティブマインドの第二人格に憑依されている

ひとのことなのだなあ、と、感じる。

満たされるよう努力したのに、満たされないに侵されるマインド。

月のように、まんまるな意識である自分を、思い出してほしい。

欠けているように見えているだけで、本来のあなたは、まんまるで

ここへ降りてきたのだ。

もちろん、欠けた自分を表現したいなら、それでも、かまわない。

あなたは、あなたを表現したいのだからね。

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