アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ホソバヒメミソハギ - 愛知県岡崎市UK

2018-11-23 18:00:32 | みんなの花図鑑

こういう細長い葉で、こういう花が咲けば、ホソバヒメミソハギ だと決めつけていた。
ホソバヒメミソハギの花は 午前中 のはずだったが、これを撮影した時刻は午後の2:30 近く。



決めつけていたが、ナンゴクヒメミソハギ という一見しただけではちがいが分からないミソハギもあるらしい。
聞くところによると、ナンゴクヒメミソハギ と ホソバヒメミソハギ とのちがいは 花柄の ある・なし だという。



どちらにしても、そのヒメミソハギが今 田んぼの畦で盛んに 紅葉している。



果実は 蒴果 だ。つまり、乾燥して果皮が裂けて 種子を放出するタイプの果実だ。
裂けた果皮の内側に 種子が見える。



ぱちんと 弾けるのであれば、遠くに種子が飛ぶだろうが、これでは 周辺にまき散らされるだけだね



ヒイラギ - 柳川瀬公園(愛知・豊田)

2018-11-23 09:16:11 | みんなの花図鑑

ヒイラギの花って 白くてかわいいけど、
小粒で、ごちゃっとしてて、花後の枯れた花弁がいつまでも付いていたりするので、うまく撮れたことないです (◞‸◟)



今回 写真撮ってみて 気がついたんだけど、花の付き方が面白い (↑) 。
果柄の付け根に ガクのような器官があり、そこから 3,4個の花序が まとまって出ている。
(植物形態学的に 面白いと思うが 詳しく調べている時間がない。)



花弁は きゅっと反り返る。




大きな おしべ。



ヒイラギの果実って 見たことあります?
赤い実を想像しますが、あれは日本では ヒイラギモチ(モチノキ科)。
ヒイラギの実って ネズミモチみたいに 黒いんですよ(モクセイ科)。


サザンカ - 柳川瀬公園(愛知・豊田)

2018-11-23 08:50:42 | みんなの花図鑑

内緒の話だけど、子供のころは サザンカも ツバキの一種と思っていた。
庭に いつもツバキの木があって、いわゆるツバキのほうは 見慣れていたからだと思う。



サザンカも ツバキ科ツバキ属、似ているのは当たり前なのだが、逆に どう区別するかといわれると 「なんとなく」「パッと見て」としか 答えれない。



よく言われるのが、雄しべ。
ツバキのほうは 雄しべの根元が結合して 筒状になってる。
サザンカは そうならず、根元まで分かれている。



あと、花の散り方。
サザンカは 花弁一枚づつ バラけて散るが、ツバキ は 花が一体となってボタッと落ちる。

でも、山茶花と椿の交配種で、春咲きの「春山茶花」や冬先の「寒椿」などには この区別は通用しないので、やっぱり難問です (T△T)