オギ

オギ(荻)とススキ(芒)はよく似ています。
お月見のお供えには ススキですが、オギ が代用されたりするくらい。
どこをみて 区別するか?
まず 生育場所がちがいます。
オギは 湿った場所が好きです。
このオギも河川堤防で撮ったものです(背景は 川です)。

オギは ススキに比べて 毛が長いです。

オギは根をのばして 伸びていきます。つんつん 立っています。
ススキのほうは 株になって伸びます。一か所から わぁー という感じ?です。
ススキ

ススキは どちらかというと 乾いたところが好きです。
このススキは 鉄道の堤防で撮ったものです。

生育場所が分からなくても、ススキは区別できます。
近づいて 穂を観察してください。
小穂を構成する鱗片(イネでいうところの モミ)の先端から棘状の突起が出ています。
これを 芒(のぎ)といって、ススキの小穂の特徴です。
ススキは 漢字で 「芒」と書いたりします。
ススキ(芒)にノギ(芒)あり、オギに ノギ なし。
な~んちゃって(^^

あとススキの毛は オギ に比べて短いです。なので 時期になると、芒がいっそう目立ちます。
茅葺き(かやぶき)屋根の 茅 は そう言う植物があるわけではなく、
イネ科のススキ・チガヤやカヤツリグサ科のスゲなどの総称です。
「茅はススキの別名であるが、チガヤなどの総称でもある。」
「場所や使用状態にもよるがススキの茅葺の場合15-20年程度で屋根全体を葺き替えることが多いようである。ただし棟付近は傷みが激しいので定期的な補修が必要である。ススキの茅葺であっても棟にだけは耐久性の向上を目的としてヨシを用いることも多い。」(wiki「茅葺」)