アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

カランコエ・ウェンディ - 西尾市憩の農園

2020-02-11 14:33:27 | みんなの花図鑑

Kalanchoe カランコエ カランコエ っていうけれど、 どういう意味なんだろ?




フランスの博物学者のミシェル・アダンソンが中国名の「加藍菜」の発音から、カランコエの名を付けたと言われています。
中国から早い時期にアフリカに進出していることから、アフリカ南部や東部に自生していたカランコエは中国語の発音がアフリカへと伝わったとされています。
(春夏秋冬「カランコエの花言葉,英語名は?絶滅危惧種の花!?」)





だた、Googleで中国語「加藍菜」 を発音させると Jiā lán cài (ジャーランタィ) のような発音になり、意味は「青キャベツを追加」の意と出てきます。
ネットの別の記事には 「「加籃菜」とは中国語で「落ちて育つもの」という意味」とあります。(花咲マニアとアロマさん「カランコエの花言葉と名前に由来する7つのこと」)
いっぽう、「伽蓝菜」という中国語があり、この意味は カランコエ のことだといいます。 ただし、これの発音も Qiélán cài (ジャーランタィ )です。
結局、 [ジャーランタィ] がどのようにして [カランコエ] に変化したのか、ちょっとばかし 理解に苦しむところです。

中国語説とは別の説もあります。それは・・・
「古代インドの言語に由来するという説です。
こちらは、赤みがかったツヤのある葉になるカランコエの種類に関連して、古代インドの言葉で「赤サビ」(kalanka)と「照り」(chaya)という言葉に由来したのではと考えられています。」
(同上、花咲マニアとアロマさん「カランコエの花言葉と名前に由来する7つのこと」)




カランコエ・ウェンディは 下向きに咲いた釣鐘のような形の花がとても印象的です。




「ウェンディ」 は マダガスカル原産のミニアタ種と別の野生種との交配によって作出されました。どこかピンクがかった、淡い緑色の多肉質の葉を密につけます。濃い赤紫色の釣鐘型で、花弁の先が黄色の花を咲かせます。
(植物図鑑「カランコエ・ウェンディの意味・解説 」)

ペラルゴニウム - 西尾市憩の農園

2020-02-11 09:37:03 | みんなの花図鑑

直前の ゾナル・ゼラニウムと同じく、 フウロソウ科テンジクアオイ属の常緑多年草です。
和名で「夏咲き天竺葵」と呼ばれてます。
名札には ペラルゴニウム《ピンカーベル》とありました。
こんどは この子の蕊を観察してみます。




まず、アオイ科の花みたいな長い雌しべが目につきます。 雌しべの柱頭は たくさんに分岐しています。(直前のゾナル・ゼラニウムは 5分岐でした。)




雌しべの活動期には 雄しべは下のほうに控えていて、葯の膨らみもなく、ほとんど目立ちません。




この画像は 雌しべにピントを合わせてますが、その奥に 雄しべの黄色い葯が大きく写っています。




少し時間軸を戻して、 成長する前の雄しべは こんな格好をしています。




成長した雄しべです。