垣根のサザンカです。
垣根のサザンカのばあい、裏へまわって観ることができません。
こちらは公園のサザンカです。
こちらは木の裏に回って陽を透かして見ることが出来ます。
再び垣根のサザンカ。
白い八重のサザンカもあったんですが、うまく描写できませんでした。白は難しい。
サザンカの原種は 白い花びらの一重咲きなんだそうです。
サザンカもツバキも日本原産ですけど、野生の分布は大いに異なります。
サザンカは四国、九州の山中、沖縄諸島に野生し白い花を咲かせます。
一方、ツバキの自生北限は青森県です。
6枚をGIFアニメにしてみました。
さて、先ほどのサザンカの自生北限ですが、佐賀県神埼郡吉野ヶ里町の「千石山のサザンカ自生北限地帯」が指定されています。
一方、ヤブツバキ(ヤマツバキ)の北限地帯としての指定は、青森県東津軽郡平内町の群生地と秋田県男鹿市の能登山の2か所です。
この話をするとき、いつも思うのですが・・
サザンカの自生北限地帯は 弥生時代の遺跡である吉野ヶ里遺跡のすぐそばです。
ヤブツバキの青森県の自生北限のすぐそばには 縄文時代の遺跡 三内丸山遺跡があります。
・・謎めいた符合です。
つぼみに焦点を合わせてます。
雄しべに焦点を合わせてます。
一重咲きのツバキでは雄しべも付け根が合着していて花びらと一緒に落花しますが、サザンカの雄しべは合着していません。花びら一枚一枚がはらはらと落ちます。
これはピンボケ写真のように見えますが、一応、サザンカの蜜にピントを合わせてます。
暖かければミツバチも来るんでしょうが、師走に入って一気に寒くなりました。
大量の蜜はメジロなど野鳥の格好の餌になるんでしょうね。