アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ネコヤナギ - 爆ぜる

2023-03-04 16:30:01 | みんなの花図鑑
2月23日
爆ぜる前のネコヤナギはこんな感じ。

この日は朝雨が降ったのですが、モフモフの綿毛をかぶってるので雨にぬれても大丈夫。




ネコヤナギは雌雄異株で 雄花のほうが雌花より大きいです。









ネコヤナギのモフモフは 苞から出ている絹毛です(下図参照)。

ヤナギの花序のふわふわの毛は何に由来するのか より)




3月4日

その2週間後、花穂が爆ぜました。
紅い部分が雄しべの葯(花粉の入った袋)。




黄色い部分が花粉です。
この状態を私は<爆ぜる>と呼んでいます。




ネコヤナギの雄しべは元々2本なのですが、合着して一本に見えます。
先ほどの図をもう一度参照ください(↓)






ネコヤナギに似たヤナギにバッコヤナギ(葯は黄色い)がありますが、そちらは2本の雄しべが合着しないで伸びています。
参考バッコヤナギ

葯が黄色い





そして、ネコヤナギとバッコヤナギを掛け合わせたものが フリソデヤナギで、フリソデヤナギでは2本の雄しべが基部のほうだけ合着していて上のほうは別れているため Yの字になっています。
参考〕於大公園のフリソデヤナギ

フリソデヤナギの葯の色は 一方の親のネコヤナギのほうを継承して赤色です。




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