冬至を過ぎた頃から咲くヤツデの花には 決まってハエやアブが集まってきます。
実は寒い冬でも ハエやアブは結構飛び回っているのです。ヤツデはそういう冬にも活動する昆虫に目をつけました (^^♪
ピンポン玉みたいな花が 冬至を過ぎた空に白い花火のようにポンポン咲いています。
(球形の塊の散形花序が更に円錐花序を形成しています)
冬にも活動するハエやアブは チョウのような長い口吻を持ってません。ヤツデの花は彼らの口に合わせて、蜜を平たい面に染み出すようにして 彼らが舐めやすくしているのだそうです(^^)/
ヤツデの花は、中央の緑色をした蕾の状態から、 アンテナのように雄しべがつんつん出て開花します。この状態が雄性期です。球体の中央の雌しべはまだ未成熟です。
やがて 雄しべが脱落し、球体の中央の雌しべの柱頭が成熟して 雌性期に入ります。
よく見ると 球体の表面につぶつぶがあります。これが蜜です。これなら ハエは乗っかってすぐ舐めることができますね
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