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日本統治時代の旅館、修復工事進む 地域活性化目指す/台湾・高雄

2019年11月26日 | 台湾再開発

いまは亀郷土文化館として公開



(高雄中央社)南部・高雄市六亀区で、日本統治時代に建設された旧旅館の修復工事が進められている。修復技術を知ってもらおうと、現地で23日、解説イベントが開かれた。参加者は建築士の説明に聞き入り、修復の細やかな心配りに感服していた。

市文化局の資料によると、建物は1929(昭和4)年に完成。旅館「池田屋」として営業を開始した。山地の入口に位置する六亀地域は当時、日本の警察や事業従事者が山林に入る際の要所としての役割を担っていた。建物は戦後、地元農協の信用組合が接収管理し、1961年にバス会社「高雄汽車客運」の手に渡った後は、六亀バス停として利用されていた。修復工事開始に伴い、バス停の機能は今年3月末に別の場所に移転された。建物は2003年に市定歴史建築に登録されている。

六亀地域にはかつて年間30万人余りの観光客が訪れていたが、2009年の台風8号による水害で被災し、東西横断道路が寸断された影響などで、人口は10年間で約2割減少した。市都市発展局は今年、同地域の活性化のため、六亀区公所(役所)と共同で、地域再生計画を始動。古い街並みや特色ある古い建築物から優先的に施設の整備や改造を進めている。旧池田屋の修復工事は、この計画の一環。

同局によれば、修復工事は来年完了する見通し。その後は地域の歴史を紹介する「六亀故事館」や観光案内所として運用される予定だとしている。

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台湾鉄道の電化プロジェクト進む 潮州-枋寮間、工事ひとまず完了

2019年11月26日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

電化工事を進める台湾鉄道



(台北中央社)交通部(交通省)は、台湾鉄路管理局(台湾鉄道、台鉄)の潮州-枋寮間(いずれも屏東県)25.2キロの電化工事の各工程が終わり、24日に審査手続きが完了したと報道資料で明らかにした。指摘箇所の改善が認められれば、開業となる。

台鉄は2013年、東部・台東(台東県)-南部・潮州(屏東県)区間123.4キロの電化プロジェクトに着手。潮州-枋寮間はこの一部で、当初は来年の竣工を予定していたが、利用者が多いことから工期を早め、今年6月には今年末の工事完了の見通しが示された。

同部は、潮州-枋寮間の電化が完了すれば、台鉄が進める電化プロジェクトのマイルストーンに到達すると言及。電車の導入が進むことで、旅客の利便性向上が期待できるとした。

同部は、台鉄の電化プロジェクトが2020年末に完了するとの見通しを改めて示した。台湾を一周する幹線の電化の「ラストワンマイル」と位置づけ、今後も台鉄の監督に当たるとの姿勢を示している。

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