九谷焼などの作品が並ぶ会場(東山区で)
能登半島地震の被災地支援として、石川県の陶芸作家の作品を展示、販売する「石川県陶芸協会展」が東山区の京都陶磁器会館で開かれている。売上金は石川県陶芸協会を通じて義援金として活用される。29日まで、入場無料。
京都陶磁器協会が被災地の支援につなげようと石川県陶芸協会へイベント開催を提案。重要無形文化財保持者(人間国宝)で九谷焼作家の吉田美統さんら、30人の作品約120点を集めた。花瓶、鉢、酒器など色鮮やかな装飾が特徴の九谷焼のほか、大樋焼も並ぶ。
石川県陶芸協会の田島正仁会長は「支援はありがたく、作家にとっても刺激になる。京都でこれほど九谷焼が集まる機会はめったにないのでぜひ多くの方に目にしてほしい」と話した。