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明治末期の機関庫遺構、保存工事が来年にも完了 台中の新名所に

2019年05月18日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

保存工事完了後の機関庫遺構=イメージ



(台北 17日 中央社)日本統治時代に開業した初代台中駅(台中停車場)に付随する機関庫遺構を保存するための工事が、来年6月に完了する見通しだ。交通部(交通省)鉄道局が14日、定例記者会見で報告した。完成後は透明のガラスがはめ込まれた歩道から遺構を眺めることができるようになるという。同局は、新旧3代の建造物が共存する現台中駅を鉄道文化を代表する新名所にしたいと期待を示した。

現在の台中駅舎は2016年に供用開始した3代目。初代駅舎は1905(明治38)年に落成。利用者の増加に伴って17(大正6)年に赤れんが造りの2代目に改築された。現在も残る2代目は国定古跡に登録されている。

機関庫の遺構は、3代目駅の建設や沿線の高架化工事が進められていた2013年に発見された。鉄道局によると、1908(明治41)年の建設とみられる。本来、移転させる方向で検討していたが、同市政府が歴史的な価値を認めたことを受け、元の場所で保存できるよう新駅の設計を変更し、関連の工事を進めていた。


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