京都の祭りの警備などで活躍する京都府警察本部の騎馬隊に、新たに1頭が加わり、京都市内のきゅう舎でお披露目式が行われました。
京都府警の「平安騎馬隊」は31年前に結成され、祭りの警備や交通安全の啓発活動などにあたっています。
9人の警察官と6頭の馬で組織されていましたが、おととし(令和5年)、このうちの1頭が高齢で引退したため、今月(1月)新たに、オスで1歳の「6代目愛宕号」を仲間に加えました。
23日、京都市左京区のきゅう舎でお披露目式が行われ、世話をする警察官に任命書が手渡されました。
警察によりますと、騎馬隊ではこれまで引退した競走馬を迎え入れていましたが、「愛宕号」は競走馬としての経験はなく、最も若いということです。
性格は穏やかで人なつっこく、名前は引退した先代の跡を継いだということです。
「愛宕号」はおよそ3年間の調教を経て騎馬隊の活動に本格的に加わる予定ですが、きゅう舎が開放される日は姿を見られるということです。
世話を担当する南口佑美 巡査部長は、「きょう初めて多くの人に囲まれましたが、ものおじしておらず、立派になってくれると思う。愛情をたっぷりかけて育てたい」と話していました。