白い松葉ガニ(雄ズワイガニ)
香美町香住区の香住漁港で全身が白い松葉ガニ(雄ズワイガニ)が水揚げされ、地元の海産物販売店「かに市場」で展示されている。
同店の山田直弘店長(61)によると、16日に但馬漁協香住支所に所属する沖合底引き網漁船が水揚げした。重さは約820グラムで、甲羅の幅が約18センチ、脚を広げた全長は約70センチ。通常のズワイガニは赤みがかった褐色をしているが、今回見つかったものは赤い色素がない変異種とみられる。
この仕事をして40年になるという山田店長は「過去にも白い松葉ガニはいたが、ここまで真っ白で大きなものは珍しい。『白は金運につながる』と言って、写真を撮って携帯電話の待ち受けにする観光客もいました」と話していた。展示はしばらく続けるという。