エドワードは、発明家の博士によって生み出された人造人間。だが、完成直前に博士が急死してしまった為、彼は両手がハサミのままこの世に残されてしまう。その後、ゴースト屋敷のような丘の上の家で、顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた彼の元にある日、化粧品のセールス・ウーマンのペグが訪ねて来た。心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰る。そうして家の中へ通された彼は、写真に写っているペグの娘キムに心奪われ、彼女に恋してしまうが……。鬼才ティム・バートン監督の描くラブ・ファンタジー。純真無垢な心を持つエドワードはキムに恋をするが、哀しいかなハサミの手をした彼には彼女を永遠に抱く事は出来ない。そんなおかしくて哀しくて美しいラブストーリーを、詩的で夢幻的世界で描いた傑作。主演のエドワード役を演じる、ジョニー・デップの何とも哀しみに満ちた表情や仕種、そして彼の心情を代弁するようなダニー・エルフマンの音楽が絶品。
(
allcinemaより)
「過去のベストな作品」をブルーレイで再コレクションしていこうとしている俺ですが、この作品が丁度2400セット限定の「スチールブック仕様」で発売していたので、GETしちゃいました
この作品は、1991年7月の劇場公開の際に見ています
当時は、「ホームアローン」との2本立てであり、どちらかというと、話題性が高かったのは、「ホームアローン」のほうでした
(どちらもクリスマスにちなんだ作品なのに、真夏ですよ・・・見たのが
)
1本目が「ホームアローン」で、前評判通り、笑わせてもらいましたが、休憩を挟みそのまま見たこの「シザーハンズ」は・・・
映画館で泣くことは過去にもありましたが、ボロ泣きしたのは初めてでした!
劇場から出た後も、しばらく思い出して、涙が止まりませんでした
・・・そんな感じで、ブログ初めて10年、この場では明言してませんでしたが、
間違いなく、自分の中でのナンバー1は、今でもこの作品です!
ビデオを買って、LDも買って、DVDも買って、今回、ブルーレイに手を出してしまいました
ただ、音楽
を聴いただけでも涙が出てしまうので、ここ10年以上は、自身で鑑賞を「封印」していました。家族に泣き顔見られるのも恥ずかしいし
ブルーレイ購入して、画質も良くなってるし、滅入った気分もあったし・・・ちょっと「封印」を解いてしまいました
様々なシーンが頭に焼き付いているからねぇ・・・
オープニングの「20世紀フォックス」からして雪景色だし、お城の庭の木の中央は「手」だし・・・
カラフルなパステルカラーの住宅街と、モノクロかと思うような「お城」のコントラストが見事だし、おとぎ話を聞かせるような音楽
も素晴らしい(CD
買ってたまに聞いてます。涙腺やばいけど
)
エドワードが誕生するまでの過去シーンも、あまりセリフが無いのに伝わる・・・最後の大きなプレゼントであった「手」を自らのハサミでバラバラになってしまうシーン
前半コミカルで純真なシーンが続き、周囲の人々が寄ってきますが、後半、急激に窮地に追い込まれて、どんどん孤独に戻ってしまうエドワード。
途中、自ら家を飛び出し、着ていた白い服を、自らのハサミで引きちぎり、どんどん元の姿になる・・・白から黒への変化は、上述の「孤独」への戻りにつながっているし・・・
キムが好きなだけなのに・・・誰も傷つけたくないのに・・・キムを抱きしめたいのに・・・
キムとのラストシーンは、状況(ワルい元彼が死んで、街の人が押しかけてきている)が状況だけに、キムが言えない「Goodbye・・・」という言葉を自ら発したエドワード・・・
・・・切な過ぎます
・・・もう「震え泣き」ですよ
その上で、また現代(キムがおばあさんとして語る)シーンに戻り、この町に雪が降る「理由」を語る・・・
そして、城では、今もエドワードが氷を削っている・・・大好きなキムが舞う姿と、大好きなキムの家族の姿を思い描きながら・・・
ラストの話の持って行き方も見事ですよ
・・・もう、このブログを打ちながらも、(曲流しながらだから
)涙出てますけど
冒頭の解説を探すのに、Wikipediaとかも参照したのですが、俺の知らなかった話も載ってましたね。
トム・クルーズ主演って話も進んでいて、彼(トム)が望んだハッピーエンドを監督が却下したから流れ、ジョニー・デップ主演に変わったとか・・・
博士役のヴィンセント・プライスは劇中でも死ぬシーンがありますが、この作品が遺作になった・・・とか。
エドワードには幸せになって欲しいけど、ハッピーエンドになる作品だったら、こんなに心に残らなかったかも・・・すまん、エドワード
ブルーレイになって映像もクリアになったし、ちょっとだけあった映像特典も良かった。デップ様も若いし、ウィノナ・ライダーはやっぱり可愛いし
一応、エドワードはまだ居るワケなので、続編も作れるでしょうが・・・ちょーっと難しいかな。俺の気持ちも微妙だわ
・・・と、色々と感想がまとまらずとっ散らかってますが、エドワードが、永遠にキムを想うように、俺も永遠に、この「シザーハンズ」を想うことでしょう
ちゅうことで、今のところ唯一の
100点です
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません