ハンガリーGP予選を語る前に、やはり触れなければなりませんね
昨年の日本GPで、頭部に重傷を負ったJ.ビアンキ選手が長い間昏睡状態が続いていましたが、残念ながら、お亡くなりになったというニュースを知りました。
レース中のドライバー死亡事故としては、忘れもしない、1994年のR.ラッツェンバーガー選手、そして、A.セナ選手以来となってしまいました。
今回の事故は、雨の中、クラッシュしている他のマシンを撤去するために出動していた重機に対して、スピンしながら突っ込んでしまったという不運な出来事でした。
その時、254Gもかかっていたという事実が、最近になって明らかになりました。
事故の際にもコメントはしましたが、誰に非があるとかそういった話ではなく、今回、こういった不幸な事故により将来有望なドライバーが亡くなってしまったという事実。
そういった危険をはらんだモータースポーツであるという認識。
そして、そのスポーツを全力で応援している俺・・・
前に進むためには、今後も絶えずに、このスポーツの「安全性」について、検討を重ねていくことだと思います。
そして、長い間、目を覚まさない彼に対して愛情を注いだご家族にお悔やみ申し上げるとともに、愛すべきビアンキ選手のご冥福をお祈りいたします
Q1
ビアンキ選手が在籍したマノーも、彼が昨年マークしたコンストラクターズ・ポイントのおかげ
で、テールエンダーながら、必死に頑張っています
両ドライバーの残留を早くも発表したザウバーチーム(スポンサーマネーの確保って匂いがプンプン
)も、どんどんと厳しい状況になってきましたね
Q2
ここのコース特性からして、そしてフリー走行のタイムからして、とっても期待していたんですがねぇ・・・マクラーレン・ホンダ
バトン選手はマシンパワーにトラブルがあってQ1脱落だし、好調だったアロンソ選手も、まさかのマシンストップ
その後のアロンソ選手のあの行動(マシンを押してピットまで戻る)は、彼の執念を感じましたし、熱いものがありましたね
・・・ただ、マーシャルに押してもらった時点でダメってルールは前からありましたよね
必死に押し切る前に、ピットクルーは伝えてあげればいいのに・・・
Q3
ハミルトン選手は、このコースをかなり得意としてますね
同僚に対して、コンマ5秒も差をつけるなんざ、非の打ちどころがないです
3位のヴェッテル選手も、フリー走行のトラブル多発状態から、よく盛り返しましたね
そーでなくちゃ
で、予想通り、レッドブル勢がいいポジションをキープしてきました
(フリー走行では、またもやルノーエンジンが煙吹いてましたけどね
)
抜けないと有名なコースの割には、PPからの優勝確率が低いという、へんてこなここハンガリー。
明日も今日のように異常な路面温度だと、フェラーリに有利にも思えます。
ビアンキ選手に見守ってもらって、いいレースをお願いします