半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『銃2020』を観ました。

2021-08-09 13:34:30 | えいがかんしょうの部屋
深夜、東子(日南響子)は自分の後をつけてくる不穏なストーカー・富田(加藤雅也)から逃れるため、薄暗い雑居ビルに入る。
流れ続ける水の音が気になり、トイレに入ると辺りは血に染まり、洗面台の水の中に拳銃が落ちていた。拳銃を拾った東子は、電気が止められ、ゴミに溢れた部屋に一人戻る。 拳銃を確認すると、中には弾丸が四つ入っていた。
自分を毛嫌いし、死んだ弟を溺愛し続ける母・瑞穂(友近)を精神科に見舞った後、東子はこの銃が誰のものだったのかが気になり、再び雑居ビルに行く。そこで見かけた不審な男・和成(佐藤浩市)の後をつけるが、逆に東子は和成に捕まってしまう。
事件が不意に起きる。隣の住人の親子がある男を殺害する。
「早く撃ちたいよね。……これでいい?」
東子は埋めるのを手伝った後、その死体に向かって拳銃を撃つ。
だが拳銃の行方を探す刑事(吹越満)に、東子は追い詰められることになる。「また来る」刑事は去っていくが、何かがおかしい。銃そのものに魅了された東子はさらに事件の真相に巻き込まれ、自らもその渦の中に入っていこうとする。東子の「過去」が暴発する。そして――。
(公式サイトより)

 前作「銃」の続編というより、別視点で描いた作品だそうです。
今回の主人公は、女性・東子さん。オープニングからストーカーに付きまとわられて、逃げてるんだけど、どんどんと怪しい場所に走ってって、そこで「銃」を見つける・・・
客観的に観て、なんであんな場所に逃げ込んだんだろうか? などと思いますし、そんな場所に「銃」があっても、対して驚かない自分がいます(そんな映画の見過ぎでしょうか)
東子さんの置かれた境遇、母親もあんな感じでギクシャクどころの話じゃないし、アパートの大家さんは更に危ない奴だし・・・
「銃」を手にしたことによって、自分自身の「一線」というものを超えてしまう・・・そんな点が、前作の魅力だったと勝手に思っています
しかし、今回、東子さんはあっさり一発目をドカンと放ってしまいます
周囲が本当に変な奴らばっかりなんで、その後、どこでもドカンとやるような状況でしたね・・・むしろ、ドカンとやらないと、逃げられない場所に入り込んでしまったって感じ。
よってもって、悪いのは、そんな場所に入ってしまった東子さん・・・
そういった結論しか出せないのが残念でしたね。
ちゅうことで、友近さんがいつ唄うか、もしくは「極道の女たち」を演ずるか、待ってたんですけどね・・・で、30点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『浅田家!』を観ました。

2021-08-09 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 幼いころ、写真好きの父からカメラを譲ってもらった政志(二宮和也)は、昔から写真を撮るのが大好きだった。そんな彼が、家族全員を巻き込んで、消防士、レーサー、ヒーロー、大食い選手権……。それぞれが“なりたかった職業”“やってみたかったこと”をテーマにコスプレし、その姿を撮影したユニークすぎる《家族写真》が、なんと写真界の芥川賞・木村伊兵衛写真賞を受賞! 受賞をきっかけに日本中の家族から撮影依頼を受け、写真家としてようやく軌道に乗り始めたとき、東日本大震災が起こる―― 。
かつて撮影した家族の安否を確かめるために向かった被災地で、政志が目にしたのは、家族や家を失った人々の姿だった。
「家族ってなんだろう?」
「写真家の自分にできることは何だろう?」
シャッターを切ることができず、自問自答をくり返す政志だったが、ある時、津波で泥だらけになった写真を一枚一枚洗って、家族の元に返すボランティア活動に励む人々と出会う。彼らと共に《写真洗浄》を続け、そこで写真を見つけ嬉しそうに帰っていく人々の笑顔に触れることで、次第に《写真の持つチカラ》を信じられるようになる。そんな時、一人の少女が現れる。
「私も家族写真を撮って欲しい!」
それは、津波で父親を失った少女の願いだった―― 。
(公式サイトより)
 写真家・浅田政志さんの写真集『浅田家』と『アルバムのチカラ』を原案にした(実話の?)作品だそうです
父親からもらったカメラに興味を持って、写真を撮りまくる・・・ありがちなキッカケですが、父親の予想以上に、のめり込んでいっちゃったようで
コト、自分の家族に対しての写真を撮る上でのリクエストが、「半端ない」ですね。こんだけ様々なバリエーションの家族写真を残すってどうなんだろうか と観てましたが、すぐに「楽しそうだな」「後々観返すと、本当に良い思い出になるんだろうな」と思ってきて。。。なんだか羨ましい感じがしました。
(家族旅行とかで、やたら写真を残そうとした俺も、同じようなモンかも)
そんな序盤の流れから、ふと舞い込んだ、3.11の日
被災地を訪れた彼は、自分の「写真家」という立場を考えさせられちゃいましたが、陽介との出会いが大きかったですね。
改めて、自分が志していた「写真」というものの大きさが、こんな形で理解できる・・・こりゃあ、必死になりますよね。
(途中、ボランティアで汗だくで作業をしている人を間近で撮影するカメラマンを見て、複雑な表情を浮かべてた政志のシーンが印象的でした)
写真洗浄という活動をして、被災地の人たちと直に触れ合って、自分の行動を確固たるものにしちゃいましたね。
唯一、確固たる決意が出来なかった若奈との関係は、若奈のが格好良かったですけどね
ちゅうことで、デジタルな写真では決して残らない・・・デジタル写真が殆どの現代で「思い出」はどう残るのか・・・で、65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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