半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を観ました。

2023-06-30 23:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 ハリソン・フォード演じる大ヒットシリーズ「インディ・ジョーンズ」の最新作にしてシリーズ第5作がこの夏、最後にして、最大の冒険へ。“人間の想像を超える力”を持つ謎に満ちた伝説の秘宝を巡り、考古学者にして冒険家のインディが、因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけて陸・海・空と全方位で争奪戦を繰り広げる! 巨匠ジョン・ウィリアムズのおなじみのテーマ曲に乗せて、インディ・ジョーンズ最後にして最大のアクション・アドベンチャーの幕が上がる——。
(disney公式サイトより)

 さて、この1か月で、しっかり過去作品をチェックして、この「最後の冒険」に乗りました
3作目「最後の聖戦」と4作目「クリスタル・スカルの王国」の間が19年間、そして、その4作目から、なんとまた15年も開いてのこの作品です。
最初に、ちょっと気になったのが、タイトルなんですよね。「インディ・ジョーンズ・・・」って・・・
何かタイトルのテンポが悪いです ハリー・ポッターシリーズじゃないんだから・・・
あと、Disney傘下になっちゃったってのも、ちょっと気になりましたね
OPは、バリ活躍していた頃のインディの、列車の中での「お宝GET」シーン。まあ最初っから飛ばしますね。お馴染みの音楽も最初からふんだんに使ってます
その後の現代のインディは・・・そりゃあ80歳ですから、体とかは仕方ないですよね
相変わらず教壇に立っているものの、マリオンも離れて、息子もいなくなっちゃって、隣の若者にも、教室の生徒にもあしらわれちゃってる・・・
でも、「お宝」が目に留まると、生気を取り戻して行動するインディですから・・・
・・・と思ったら、今回は手持ちの「お宝」を獲られてしまってって展開なんですね。。。強引に「お宝」奪回のカーアクションが始まりました
その後からは、毎度の如く、国を変えて、乗り物を変えてのアクションが堪能できますが、ここでもちょっと気になることが・・・
漠然と思うんですが、「テンポが悪い」ってのと、「銃で人を殺し過ぎ」って感じがしました
終盤、その「運命のダイヤル」が発動します。前作で宇宙まで出しちゃったから、どうするかと思ったら・・・そうきましたか
過去を少しだけ、「かき回し」て、現代に戻り、静かなエンディングが待ってました。
・・・ということで、まとまらないまま、この感想ももうちょっと・・・
インディ最後の冒険は、「テイスト」はしっかり残してくれたと思います。
に乗ってるインディはやっぱり格好良いし、「お宝の謎」「アクション」「お笑い」「ロケ地」「音楽」という要素は入ってました。「お笑い」は少なかったかな
最後にマリオンもかえってきてくれて、1作目に共通するキスシーンは素敵でしたもん
ただ、ずっと述べていた、「テンポが悪い」というのは、全編に渡って感じました。あと、これも抽象的な言い方ですが、「ワクワクしなかった」んです
その要素として1つあったのは、過去に行ったシーンで、インディが「現代に戻りたくない」と懇願するシーンですかね。
彼にとっては、自分が生き生きとできるのは、憧れて、研究していたこの時代であり、もう現代に良さを感じていなかった・・・
何よりも、現代に「ワクワク」を感じなくなっちゃったのは、インディも同様だったのかな・・・とかも思って、なんだか悲しかったです
観終わった後に「やっぱ、インディ・ジョーンズって面白れぇなぁ」って劇場を出ることが出来なかった・・・そこが最大の「残念」でした。
ちゅうことで、「いままで、ワクワクをありがとう」という加点を+10点しても、50点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ザリガニの鳴くところ』を観ました。

2023-06-30 04:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 1969年、ノースカロライナ州の湿地帯で、裕福な家庭で育ち将来を期待されていた青年の変死体が発見された。容疑をかけられたのは、‟ザリガニが鳴く”と言われる湿地帯でたったひとり育った、無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に見捨てられ、学校にも通わず、花、草木、魚、鳥など、湿地の自然から生きる術を学び、ひとりで生き抜いてきた。そんな彼女の世界に迷い込んだ、心優しきひとりの青年。彼との出会いをきっかけに、すべての歯車が狂い始める…。
(公式サイトより)
 「全世界1500万部突破の大ベストセラーミステリー」との事です。
ゴールデン・グローブ賞とかのノミネート作品に選ばれていた(何の賞かは忘れました)ので、そこでこの作品の存在は知りましたが、正直、全く興味が無かったし、ただただ、「なんでザリガニが鳴くの」って突っ込んだ記憶があります
青年の死体に対して、町や警察が最初っから、一人の女性を追いかけます。
警察に捕まった後、牢屋での担当弁護士の接見に対しても、寡黙のままの不気味な彼女・・・
そんな彼女・カイアの幼少時代からのシーンを観ると、「ああ、なるほど・・・」と思ってしまいました
そもそも、カイアの家族の構成とか背景が全く分からないものの、DV旦那が原因で、妻、兄弟が次々と逃亡し、最終的にその旦那もどっかに行ってしまったというのは「あっという間に」分かりました
一人で湿地帯そばの一軒家に残されたカイア、たくましく育ったものの、周囲からは完全に差別的な目でみられてしまいます
しかし、テイトとの出会いで、彼女の「一人ぼっちの人生」に転機が訪れます。いや、訪れて「しまいます」。
テイト、とってもいい奴だし、カイアを優しく誘い、そして愛してくれてましたよね
自身の進路のために、カイアと距離を置かねばならなくなったけど、しっかりと再会の約束をしていたし・・・
その約束が守られなかった・・・全てはココから始まっちゃいましたよ
深い傷心から立ち直ったカイアの前に現れたチェイス、こいつは、最初から怪しかったですが、案の定・・・
しっかり自身で生計を立てられるようになったカイアなのに、チェイスの存在が・・・
そんなチェイスが(冒頭の通り)死体で見つかったということもあり、中盤以降は、裁判シーンと過去シーンとの掛け合いが始まります
事件解明のための様々な「情報」「アイテム」がシーンによって、解明されたり、ヒントになったり・・・見入ってしまいますね
事件の真相もそうですが、人々の「偏見」に対峙する担当弁護士の「戦い」も見ものでした。
(最終弁論で、彼が白いスーツで現れたときは、ちょっとグッときました)
最終的に無罪になって、テイトと添い遂げ、母親の幻影と出会いつつ、育った湿地帯で最期を迎える・・・ううっです。
・・・と思ったら・・・
あの結末、あの思わせぶりな結末は、カイアを「やっぱり」と思わせるには十分だったものの、俺個人的には、やっぱり裁判の判定通りのようにも思えました。
(理由は色々ありますが、あのチェイスが死ぬ直前の(家族との)食事の時まで、あのネックレスをしているとは思えません)
曖昧な終わり方ではあるものの、ずっと惹き込まれましたし、湿地帯・そこで暮らす動物や昆虫などの美しさもあって、この作品、観て大満足です
ちゅうことで、エンドスクロールの絵、歌までも魅了されました・・・で、85点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする