半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『長崎の郵便配達』を観ました。

2023-09-18 18:53:11 | えいがかんしょうの部屋
 はじまりは1冊の本だった。著者はピーター・タウンゼンド氏。戦時中、英空軍のパイロットとして英雄となり、退官後はイギリス王室に仕え、マーガレット王女と恋に落ちるも周囲の猛反対で破局。この世紀の悲恋は世界中で話題となり、映画『ローマの休日』のモチーフになったともいわれる。その後、世界を回り、ジャーナリストとなった彼が、日本の長崎で出会ったのが、16歳で郵便配達の途中に被爆した谷口稜曄(スミテル)さんだった。生涯をかけて核廃絶を世界に訴え続けた谷口さんをタウンゼンド氏は取材し、1984年にノンフィクション小説「THE POSTMAN OF NAGASAKI」を出版する。 映画『長崎の郵便配達』は、タウンゼンド氏の娘であり、女優のイザベル・タウンゼンドさんが、父親の著書を頼りに長崎でその足跡をたどり、父と谷口さんの想いをひもといていく物語だ。
(公式サイトより)

 この作品の「構図」、これがまず興味深いですね。
長崎の原爆の被害者である谷口少年。生々しい自身の写真を見せつつ、世界で核兵器廃絶を訴え続ける彼。
その彼を知り、彼と心を通わせ、世界に1冊の本で訴える、ピーター。
その本、そして、実際に長崎に向かい、父と谷口の想いを追っていくイザベル。
この3人のドキュメンタリーって感じでしたね
もちろん、一人一人の姿を追うだけでも、伝わってくるものが沢山ありました。
谷口さんの言葉はそりゃあ強烈ですし、力を感じます。
ただ、彼に興味を抱き、寡黙な彼から色々と引き出したピーター、これ、本を実際に読まないと、もっともっと沢山の情報があるんだろうなぁ・・・と思ったりします
そんな父が必死に追いかけた姿を、観ていたイザベル。
小さい頃は分からなかった事実や、父の想いというのが、長崎で一つ一つ理解して、涙する
イザベルは、得たものを「伝える」立場として活動している・・・
国を越えて、この「縁」「つながり」というのがとっても重要だし、ここに監督さんも打たれたんでしょうねぇ・・・
ちゅうことで、俺もこの作品を伝えていかないと・・・・ね。で、70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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