花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

さくらそう通信

2016年03月19日 | 研究
昨年の秋、埼玉県さいたま市の教育委員会から電話をいただきました。
教育委員会で発刊している「さくらそう通信」という広報紙に
寄稿してもらえないかという内容でした。
埼玉県といえば国の天然記念物でもある「田島ケ原自生地」のあるところ。
一度、メンバーと視察に行ったことがあるサクラソウの聖地です。
街のいたるところにサクラソウのマークなどがあり
市民が大切にしていることがわかり、
とても有意義な時間を過ごした覚えがあります!
そんな遠いさいたま市にもTEAM FLORA PHOTONICS の名は知れているようで
ぜひ取り組みを紹介してほしいとのことでした。
もちろん書かせてくださいと即答しました。
なぜなら書かなければならない理由があったからです。
2011年の大津波からサクラソウを救出しようと立ち上がったチームに
2011年から数年に渡って匿名で資金援助してくださった方がいるのです。
ペンネームは「埼玉の老人」。
おそらくサクラソウの保全関係者かサクラソウを愛する人であるには違いありませんが
匿名のためお礼もできないままでいました。
さらにチームが水大賞の報告を兼ねて東京で小さな講演を行った時
わざわざチラシを見て駆けつけてくれた方がいました。
その方も埼玉に在住とのことで、メンバーにとお菓子まで頂きました。
今回の寄稿依頼はそんな埼玉のみなさんにお礼ができる絶好のチャンスでした。
先日、完成しましたとチームのところに28号が届きました。
サクラソウ通信はさいたま市のホームページからでも閲覧できるようなので
ぜひ機会があったら覗いてみてください。
震災から5年、あらためてチームのサクラソウ救出活動を支援してくださった
多くの関係者のみなさんに感謝いたします。
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桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿!!

2016年03月19日 | 学校
雪がすっかり消えたグラウンドです。
なにやら高所作業車のようなものが見えます。
おそらく桜の剪定をしているのではないでしょうか。
さて昔から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言葉があります。
桜は切った所から病原菌が入り病気になりやすいこと、
逆に梅は無駄な徒長枝がたくさん出るので
剪定しなければならないということを教えているといわれます。
では桜は放置してよいのでしょうか。
それ間違いです。
枝を伸ばし放題にすると風通しが悪くなり病気になります。
また樹形も乱れてしまいます。
したがって今は冬に剪定するのが一般的です。
もちろん切った跡にはペースト状の殺菌剤などを塗るので
昔のように病気になる確率はだいぶ下がったといいます。
毎年、日本一の桜と賞賛される弘前城公園。
ここの桜がみごとな花をつけるのは
リンゴの剪定技術を桜に施しているからというのは有名な話。
切った剪定枝は毎年、無償で希望する市民に配布されています。
無鉄砲に切る馬鹿はいけませんが、
桜は上手に切ると素晴らしい花を咲かせてくれるようです。
今年の名農の桜の開花はいつ頃になるか楽しみです。
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