花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

世界にひとつだけの・・・!

2016年03月15日 | 環境システム科
トマトをムーランで漉した2年生が
さっそく最後のピューレ作りを始めました!
何度も作ってきたので、手順もすべて身についており
安心して見ていられます。
今回、作っているのは桃太郎の大型赤玉を使ったピューレ、
桃太郎オレンジを使ったオレンジのピューレ、
そして桃太郎と各種ミニトマトをブレンドしたピューレの3種。
当然味が違うはずなので、みんなで食べ比べすることにしました。
以前も話題にしましたが、市販のトマトピューレは
どんな品種を使っているのか一切表示されていません。
ブレンドなのからか、それと1種類しか作らないので
表示する意味がないからのどちらかではないでしょうか。
しかしご存知のとおりトマトにはたくさんの品種があり味や色が違います。
消費者が作る料理に合わせて味や色、さらには機能性まで選択できたら
とても面白いのではないかと環境システム科は提案し続けています。
以前、商品開発のアドバイザーをされている方に見て頂いたところ
大手メーカーは大量生産するので、品種を変えて何種類も作れない。
しかし味も栄養素も違うこのピューレはたいへん商品価値がある。
さらに料理の彩りも広がるので、とてもファッショナブル。
小規模な工房で高値販売したらヒットする可能性があるといわれました。
環境システム科の水耕温室で栽培されたトマトを使って
世界にひとつだけのピューレを作る。
これが環境システム科園芸ビジネスコースの夢です。
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野菜濾し器「ムーラン」

2016年03月15日 | 環境システム科
さてこの調理器具を覚えていますか。
毎年何度か登場しています。
名前は「ムーラン」といい、風車の意味です!
真ん中の取っ手をぐるぐる回すと
中にある扇風機の羽根のようなものも回るからです。
回して行うのは野菜を漉す作業。
トマトや加熱したジャガイモなどいろいろなものを
この風車の中に投入し、漉してしまうのです。
日本の家庭ではあまり目にしませんが
ヨーロッパではどこの家庭にもある調理器具だそうです。
環境システム科の2年生がこのムーランを使って作るのは
ご存知、トマトピューレ。
今までも何回か作っては校内販売してきましたが
いよいよもって授業も最終回に近づいてきたので
最後は自分たちでピューレを作って食べることにしました。
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