花のチカラ

3月1日の卒業式。
チームは卒業する3年生に内緒で
当日の自宅に卒業を祝うグリーティングカードを届けました！
ほとんどの人は家に届く前に出校するので
おそらく卒業式が終わり自宅に帰って初めて知ることになります。
これは先日もご紹介しましたが、チームが長年続けてきたサプライズです。
今年も大成功と思いながら、卒業式が終わって一休みしていると
3年生5名全員があらわれて、こんな立派な花束と
感謝の言葉をいっぱい綴った色紙をいただきました。
HR担任でもなく、これといった部活動にも深く関わっていない
こちらにとって花束をいただけるとはまさにサプライズ。
遠征に行ったら先輩は後輩へ、後輩は先輩へ小さなお土産を買ってくる。
こんなことを長年続けているうちに
ささやかな喜びを届けることが
すっかり習慣になってしまったのかもしれません。
「花は人を笑顔にさせる不思議な力がある」
サクラソウ保全活動の発表に出てくる名台詞が
思わず頭の中を横切りました。

メッセージアップル

2009年、チームが考案した白いりんご。
純白の果実はもちろんのこと、
赤いりんごと組み合わせて色で「祝福」という
贈り手のメッセージを届けるというコンセプトが
日本中の話題を呼びました！
朝日新聞が天声人語で紹介したこともあり、
全国版のテレビからオファーが何年も続きました。
今も高校の英語の教科書に掲載されているそうです。
現在は夏の高温で純白にならず、担当メンバーは
毎年悪戦苦闘していますが、
チームNo.1の研究であることは間違いありません。
祝福する想いを届けるのであれば卒業式に使わない手はない。
というか開発者としては「使わなければいけない」という使命感もあり
2009年度から毎年卒業式にはこのポスターを掲示しています。
今年も自分の手がけた白いりんごに見送られて3年生は旅立ちました。