花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

秋の花は短日植物

2016年10月02日 | 学校
濃いピンクのきれいなコスモス(秋桜)が咲いています。
コスモスはご存知のとおりキク科の植物です。
またキクの仲間は日が短くなると花芽をつける短日植物でもあります。
ではその境目は何時間ぐらいでしょう?
実は一般的なコスモスは12〜13時間。
これ以上日長が短くなると花芽をつけます。
これを限界日長といいます。
キクの限界日長は14時間前後といいますから、
コスモスよりキクの方が秋を敏感に感じるようです。
ところが近年、品種改良により中日性のコスモスが出回っています。
これは日長に関係なく発芽してから
約50日後に開花するという特徴をもっています。
もしこんなコスモスが広まったら
もうコスモスは秋の花とはいえなくなりそうです。
さて写真にはムラサキ色のシソも見えます。
よく見ると小さな花が咲いているのがわかりますか。
そうです。シソも代表的な短日植物なのです。
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銀杏は大豊作

2016年10月02日 | 
これはあるお寺にある大きなイチョウの木。
びっしり実っているのはご存知「銀杏(ぎんなん)」です。
ちょっと苦いのですが、茶碗蒸しなどには欠かせない高級食材です!
残念ながらちょっと臭いのですが
やはり実のなる木というのは食べる楽しみもありいいものです。
しかしイチョウの木なら何でも実がつくわけではありません。
有名は話ですがイチョウには雄の木と雌の木があり
雌の木じゃないと銀杏はつかないんです。
ではどこを見ると雌雄がわかるのでしょうか。
調べてみると「花が咲くまでよくわからない」と
書かれているものが多いことに気がつきます。
それだけ苗木の段階での雌雄判定は難しいようです。
では都会の街路樹のイチョウは銀杏がつかない雄ばかりです。
つくと臭くて困るからのようですが
どうして間違えないで雄だけ植えているのでしょう。
こちらは挿し木などクローンで増やしているからです。
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