花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

念願のイチジク!!

2016年10月03日 | 研究
チームが昨年取り組んだミニイチジクの栽培。
春から2年生が試食を楽しみに栽培に挑戦しましたが、
なんと生育途中で果実が謎の落果。
すべて未熟の状態で食べる前に落ちてしまいました。
イチジクは今から6千年以上も前から親しまれてきた地中海の果物。
古代ローマの重要な甘味源だったといわれています。
昨年はそんな温暖な地の果物を北国で栽培できるのかを探る目的で
取り組みましたが、このままでは成功する可能性が低いと判断し
彼らが3年生になった今年、野菜の研究にテーマを変えてしまいました。
するとどうでしょう。
3株栽培しているうち、2株は謎の落果をしてしまいましたが
なんと1株だけは落ちずに実が熟してきたのです。
いつ食べられるのかと待ちわびていたのですが
先日柔らかくなったのでとうとう1個収穫してみました。
切ってみるとご覧のとおり赤く熟れています。
草花のような花が咲かないのに実がつくので
「無花果」(イチジク)と書くのだと納得。
国語の勉強にもなりました。
それにしても中が空洞でおかしいとは思いませんか。
実は赤い粒々がイチジクの花なのです。
実の中で隠れて咲いていたんですね。
さっそく昨年の栽培に挑戦して失敗した3年生と試食してみたら
赤い部分はほんのり甘く美味しいのです。
でもちょっと収穫が早かったのかもしれません。
大丈夫、今年のイチジクは2つ実をつけました。
次はちょっと遅めに収穫したいと思います。

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名久井農業高校がよくわかる2日間?

2016年10月03日 | 環境システム科
久しぶりに環境システム科の工業棟にやってきました!
ここは日頃、溶接などの技術を学ぶところですが
この日は外部講師によるエンジンの
分解組み立て講習がおこなわれていました。
整然と整理されたきれいな実習室が
いかにも工業という感じで気が引き締まるような気がします。
環境システム科は農業の学科ではありますが
2年生から農業系の園芸ビジネス類型と
工業系の生産システム類型の2つに分かれ
それぞれの専門科目を学んでいます。
総合学科のように自分の好きな科目を選んで
履修したらどうかと考える人もいるかもしれませんが、
専門学科ではあまり良い学習スタイルだとは思いません。
なぜなら専門の学科はその分野の基礎基本を土台に
さらに専門的な知識や技術を積み上げていくもので
一般教養のように好きなもばかり選んでは
技術が身につかないからです。
だからどの学科も1年生から学科ならではの
教育課程を設定してます。
そんな環境システム科ですが、
時には2つの類型が一緒になって学ぶことがあります。
そのひとつがこの機械の学習。
農業においても簡単な機械整備は必要だからです。
各科の特徴がよくわかるのが2日間行われる名農祭の学科展示。
平成28年度の名久井農業高校の文化祭、
つまり名農祭は10月29日、30日。
中学生のみなさん、ぜひ名農にご来場ください。
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