花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

野菜高騰時代

2016年10月04日 | 環境システム科
水耕栽培を学んでいる環境システム科。
これは3年生が学校設定科目「起業チャレンジ」で栽培している葉菜です。
なんの野菜なのか尋ねてみるとミニハクサイと山東菜だといいます!
ミニハクサイはアメリカンフットボールのボールぐらいの大きさ。
1〜2回で使い切ることができるため
一人暮らしの方でも余らせてしまうことはありません。
また山東菜はハクサイの仲間ですが結球しません。
用途はほとんどが漬け物用。
昔はたくさん栽培されていましたが
今は自分で漬け物を漬ける人も少なくなり
全国的に生産量は激減している野菜です。
一般に水耕栽培で育てるのはレタスやホウレンソウなど。
ハクサイや山東菜を水耕で育てるのはあまり見たことがありません。
しかしながらこのように元気に育っています。
現在、葉の大きさは20cm程度。
おそらく10月中旬には立派な大きさになるはずです。
もちろん彼らの企みは名農祭での販売。
世の中では台風や長雨による影響で野菜が高騰していますが
この水耕栽培ではまったくそんな問題はなく
露地で栽培するよりもきれいな野菜があっという間にできます。
異常気象が頻発する現在、このような水耕栽培への期待が高まっています。
コメント

秋の風物詩

2016年10月04日 | 学校
青森県南部町はフルーツの里と呼ばれています!
したがって今は青森県特産のリンゴの収穫で大忙しです。
当然、この収穫の様子こそ秋が秋の風物詩ですが
この馬淵川の風景も秋を感じるものです。
それはどこでしょう?
実は馬淵川にかかる細い橋のようなものです。
これは簗(やな)。
遡上してくるサケを捕まえるところです。
画面の左側の岸にあるのがサケのふ化場で
そこで採卵し稚魚に育てては放流するのです。
運が良ければ泳いでいるサケが橋の下に見ることができます。
校舎から名農の第1農場に行くには
この橋を渡ることになりますが
昔はついついサケを見つけるのに夢中になって
実習に遅刻してしまう名農生がいたものです。
ところが今はみんな真面目で誰も遅刻しません。
もしかしたら今の名農生はこのような秋の風物詩を
知らないのかもしれません。
たまには川の下を覗いてみてはいかがですか。
さて今週は名農の学年行事が予定されています。
1年生は恒例の名久井岳登山。
学校から615mの山の頂上まで歩いて登る予定です。
気になるのはまたまた台風。
こればっかりは今後のお天気次第です。
コメント