何で出てきた？チューベローズ!!

この鉢もチームが春から育てていた植物。
チューベローズというとても強い香りを放つ草花です。
実験に使おうと育てていましたがいっこうに芽がでません！
一般的に春植えて夏から初秋に咲くといわれてるので
ずっと待っていたのですが、いっこうに芽がでません。
もうあきらめていたところ、先日発芽を確認しました。
おそらくチューベローズのものではないでしょうか。
香水の材料になるほどの強い芳香がある球根植物で
１mほどの大きさになるといいます。
発芽は嬉しいのですが、チューベローズは耐寒性がありません。
したがってこのままでは枯死してしまうかもしれません。
園芸科学科の加温できる温室に避難させたいと思いますが
今温室は名農祭のシクラメンでいっぱい。
しかしせっかく芽吹いた生命、
邪魔にならない場所を見つけて置かせてもらおうと思います。
さてこのチューベローズ、原産地はメキシコあたりといわれています。
なぜ「あたり」なのでしょう。
実は自生している野生のチューベローズが発見されていないのです。
最初は誰かが野山から採種したはずですが、
その記録が残っていないんでしょう。
でもなぜ野生種が見つからないのでしょうか。
絶滅してしまったのか、はたまた野生種はとても小さく
見つかりにくいのか、誰も人が踏み込まないような山奥にあるのか。
私たちの周りにはまだわからないものがたくさんあります。

やっと出てきた！クリスマスローズ

チームが育てているクリスマスローズ。
暑い夏をじっと我慢してきました！
何十鉢も育てていると中にはいつのまにか
環境が悪いのか葉がなくなってしまうものがあります。
鉢替えもちゃんとしていないし、
枯死してしまったのかとあきらめていましたが
気温がグンと下がった先日、
預かってもらっている園芸科学科の第2農場の温室を覗いてみると
なんと小さな葉が顔を出しているではありませんか。
根はちゃんと生きていたんですね。
果たして花を咲かせるかどうかはわかりませんが
ちょっと見守ってあげたいクリスマスローズです。