花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

豊穣の秋を祝う

2016年10月15日 | 学校
名久井農業高校名物といえば何を思い浮かべますか?
今日、全国駅伝の県予選に出場する陸上部も有名ですが
近年の名農を考えると誰もが認めるのが郷土芸能部ではないでしょうか!
今から12年前、創立60周年を記念して創部されました。
練習風景を見ることはめったにありませんが
毎日精進しているのは放課後響いてくる音で誰もが知っています。
幸いに1年間に数回、全校生徒の前で演奏を披露してくれますが
「お金払ってもいいね」という誰か言葉通り、
重低音を体で感じながら、思わず演奏に見入ってしまいます。
そんな名農の郷土芸能部が21日に行われる青森県高校総合文化祭で
奨励賞を受賞することになりました。
現在の部員はもちろん、この10数年の活動を支えてきた
OB、OG、そして顧問の先生方の努力が報われたのです。
心から祝福の拍手を贈りたいと思います。
名農郷土芸能部の演奏は「豊穣太鼓」と呼ばれます。
豊穣とは豊かな実りをさす言葉。
まさに豊穣の秋となりました。
今月末の名農の文化祭「名農祭」では
そんな郷土芸能部の生演奏を思う存分聞くことができます。
豊穣太鼓のファンはもちろん、
かつて高校時代、同じように汗を流した先輩方、
ぜひお誘い合わせのうえ、
後輩の演奏を見に名農においでください!


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会津からの手紙

2016年10月15日 | 研究
先日、福島の会津若松にお住まいの方から学校に手紙が届きました。
読んでみると柿の渋抜きのことが書かれてあります。
この方は会津の果樹農家で
会津名物である「みしらず柿」を栽培しているようです!
しかし渋柿のため焼酎やアルコールで脱渋しているそうですが
どうしても時間がかかることから、かつて新聞に掲載された
名農の渋抜き技術を教えてほしいとのことでした。
確かにアルコールで脱渋するとアルコール臭が残ります。
またお湯につけると果肉がべちゃべちゃになっていまいます。
南部町で栽培している妙丹柿も昔から同様の抜き方をするため
美味しくなく、名農生に聞いても今は誰も食べないというのです。
そして食べる柿は県外のかたくて美味しい甘柿。
なんとかしなくては何百年も続いてきた妙丹柿の歴史が途絶えてしまうと
2011年にチームは光による柿の渋抜き法を考案し話題となりました。
おそらくこの方はこのような新聞記事などをご覧になったのだと思います。
あれから研究が進み、今では真空パックで
簡単に渋を抜く技術まで名農は開発しています。
柿の種類や大きさ、熟度などが違うと当然抜け方は異なると思いますが
みなさんの役に立てばと思い簡単な方法を紹介したいと思います。
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