花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

アイデンティティー

2016年10月19日 | 学校
ご覧下さい。
たくさんの名農生が農場に集まっています。
それもそのはず、今日は全校生徒で行う環境整備の日なのです。
毎年、春と秋の2回行われますが
昔、春は緑化活動といってよく植栽活動をしていました!
ところが今の名農は先輩方の植えた緑に溢れ、もう植えるところがなく
逆に樹木の間引き作業などが行われています。
秋は落ち葉を集めたり、側溝にたまった泥をきれいに取り去ったりと
どちらかといえば後始末。
1年間の大掃除のような活動となっています。
数十年前に比べると名農生の数は減少していますが
農場を含めた耕地は変わりません。
したがって年々、学校をきれいな環境に整えるのが大変になってきました。
とはいっても緑化日本一に輝き、
「緑育心」という第二の校訓を持つ名農です。
このきれいな環境があってこそ名久井農業高校であることを名農生もみな感じています。
さてこの作業が終わると、まもなく待ちに待った名久井農業高校の文化祭、
「名農祭」が始まります。今年の名農祭は10月29日〜30日。
みんなできれいにした秋の名農にぜひおいでください。
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大地に抽象画を描こう

2016年10月19日 | 園芸科学科
園芸科学科の温室脇でたくさんのハボタンが育っています!
いつきてもきれいな花が咲いている第2農場。
しかし季節によって育てている花壇苗は当然違います。
春はサルビアやマリーゴールドなど定番のきれいな花が多いのですが
秋になるとこの一見地味なハボタンになります!
ハボタンは花を咲かせず葉の色を楽しむのですが
実はサルビアなどのきれいな花を咲かせる草花より
ずっと植栽する方のセンスが試されるような気がします。
なぜなら花だったら花壇に点々と植えても可愛い花を楽しめますが
ハボタンは鑑賞すべき花がありません。
つまり鑑賞する側は花を楽しむのではなく、そこに敷き詰められた色である
カラーブロックを楽しむのではないでしょうか。
ハボタンにも葉の濃さや色のちがういろいろな種類があります。
それを点々を植えるのではなく、まさにこの苗のように
色の塊として配置すれば抽象画家のモンドリアンのような
デザイン性の高い作品に仕上がるとは思いませんか。
もちろん赤や黄色はないのでモンドリアンほど派手にはなりません。
しかし緑と紫はテニスのウインブルドンカラー。
色使いによってはシックだったり、
シティー感覚のお洒落な花壇になるはずです。
みなさんもぜひデザイナーになったつもりで
配色の妙を楽しんでみてはいかがでしょう。
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