花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

究極の選択

2018年07月24日 | 環境システム科
夏野菜の代名詞であるトウモロコシ。
この地域では8月中旬の旧暦のお盆によく仏壇に供えられます。
さてこれは環境システム科の園芸ビジネス類型の生徒たちが育てているトウモロコシ。
名農の他の畑ではすでに穂が出ているのに
この畑だけはまだ50cmほどしか育っていません。
こんな成長だったらお盆に間に合いません。
でも大丈夫。そもそも彼らはお盆に収穫しようとは思っていないのです。
お盆は夏休みの真っ只中。せっかく収穫しても
購入してくれる人が少ないからです。
そこで考えたのが秋収穫。
夏休みが明けてからゆっくりと収穫しようと考えています。
しかし北国青森県は時として秋が早くやってきます。
そうなると登熟しにくく良い品質のトウモロコシはできません。
お客様のいない夏に収穫しようか、それとも秋まで待つのか。
究極の選択の結果、彼らは秋を選んだのです。
リスクをかけた夏が始まりました。
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ハンギングバスケット

2018年07月24日 | 園芸科学科
園芸科学科のエリア内にある小さな花壇スペースに
ご覧のようなハンギングバスケットが飾られました。
狭いスペースを立体的に使う良いアイデア。
さすがは花や庭のプロフェッショナルである園芸科学科です。
10年ほど前、園芸科学科では確か2年生が
ハンギングバスケットコンテストを開催していました。
草花の実習の一環で各自でハンギングバスケットを製作し
校舎前やガードレールに数週間並べては
生徒や先生方に投票してもらい1位を決め表彰する内容です。
また実現はできませんでしたが、南部町の各商店や町内に
ハンギングバスケットと花苗を提供し、名農生と一緒にチームを作り
オリジナルハンギングバスケットを飾ると共に、どこが一番きれいかを競う
ハンギングバスケットコンテストを行うという企画もありました。
みんなが参加できる花の溢れる街づくり企画としてぜひ実現してほしいものです。
さてこのような園芸や造園の世界には技能五輪というビッグイベントがあります。
プロの職人さんたちが技術を競う全国大会で
青森県でも上位連続入賞する匠がいます。
実は嬉しいことに名久井農業高校園芸科学科出身の男性なのです。
草花や樹木を題材にしたアートを「園芸」といいます。
中学生の皆さん、自分の感性を表現してみませんか?
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