花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

On Your Mark

2019年04月04日 | 研究
ここは昨年までのフローラの本拠地。馴化温室です。
突然、研究班の延命措置が取られたため
せっかく倉庫にしまった機材をまた温室に移動することになりました。
春はいつも新メンバーを迎え慌ただしくスタートするもの。
フローラも毎年、春休み中にみんな出校してはスタートの準備を始めていました。
しかし今年は違います。新メンバーが誰なのかまだ決まっていないのです。
おそらく新しいメンバーと顔をあわせるのは4月中旬。
そこから本格的に動くことになりますが、ちょっと遅くて不安です。
なぜならフローラが扱うのは植物。
早く栽培に取り掛からないと時期を逸してしまうのです。
そこでどんなテーマがきても対応できるように
彼らが選択する可能性のある研究材料を事前に運び込んでいるのです。
名久井農業高校の入学式は4月8日、1学期の始業式は翌日9日。
授業が始まるのはその数日後。
すぐロケットスタートが切れるよう
一人せっせと準備に励みたいと思います。
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北国の春

2019年04月04日 | その他
3月下旬、用事があって津軽地方に出かけてきました。
窓から見える山は岩木山。
津軽富士ともいわれる姿は本当に美しいものです。
青森県は太平洋側の南部地方、日本海側の津軽地方、
そして北の下北地方の3つに分けられますが
県外の皆さんが青森と聞いてイメージするのはおそらく津軽地方。
この岩木山はもちろんのこと、津軽平野、津軽弁、津軽三味線、弘前城の桜、りんご、
そして夏はねぷたにねぶた祭り。みんな津軽地方のものです。
最近では津軽のご当地アイドルのりんご娘がテレビによく出ているので
全国でも知られるようになってきました。
また冷害に苦しんだ名久井農業高校のある南部地方と違い、津軽は米どころ。
特A米の青天の霹靂も津軽で栽培されています。
写真の風景は津軽平野にそびえる岩木山ですが
津軽の生んだ大スターである吉幾三さんの歌が聞こえてきそうです。
また南部地方は雪があまり降らないところですが
津軽の冬は雪も多く厳しいことでも有名。
やはり津軽出身の太宰治も七つの雪を小説「津軽」で紹介しています。
そんな雪国だからこそ私たち以上に春が待ち遠しいのではないでしょうか。
この春の異動で南部地方の名農から津軽の農業高校に転勤された先生がいます。
最後のフローラメンバーの担任をされた先生で、いろいろお世話になりました。
彼らが母校にやってきても、残念ながらもう担任の先生はいませんが
フローラの後輩たちを励ましにぜひ顔を出してもらいたいものです。
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