花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

プライド

2019年04月18日 | 研究
こちらはTFP Treasure hunters の研究。
先日播種した植物を保温しながら温室で育てています。
Bubble Boysが育てているイチゴのように鉢植えでも露地で管理すると
雨が適度に降り、管理も楽なのですが温室ではそういきません。
特に彼らが播種したトレイは土が少ししか入らないので
気温が上がるとすぐに乾燥してしまいます。
Treasure hunters の対策はメンバーによる潅水。
部活動で土日も出校するメンバーが多いので、彼らが協力しながら管理しています。
実験用の苗を購入したらすぐ実験できるのにと思う人がいるかもしれませんが
そこは農業高校としてのプライドが許しません。
また環境システム科で水耕栽培を学ぶ彼らはあまり土を使った栽培体験がありません。
だからこそ、この温室で土の感触や匂いに触れる経験をしてもらいたいのです。
播種が済んだら次は実験装置の組み立て。
この春卒業したファイナルフローラのメンバーが
ご丁寧にきれいに片付けたものだから
それぞれが自分の実験に合わせて水耕装置やクーラーを組み合わせたり
発泡スチロールを切って一から作ることになっています。
4月下旬か5月連休明けには植え付け予定。
苗が育つまでに完成させたいと思います。
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サクラ切る馬鹿

2019年04月18日 | 学校
ご覧の通り、ウメの花が満開です。
サクラもまもなく開花。
うまくいくとふたつの花を同時に見ることができるかもしれません。
「サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿」ということわざがあります。
これは余計なことばかりをして、肝心なことを疎かにすることに対する戒め。
しかし本当のところはちょっと違います。
確かにサクラは枝の切り口から菌が入りやすいのですが
実際の栽培では枝を整えるためにきちんと剪定されています。
青森県の弘前城のサクラは日本一だとよくいわれますが
このものすごい数の花を確保するのに
同じバラ科の果樹、リンゴ栽培の選定技術が用いられているのです。
現在の状況から判断すると弘前城の開花は4月21日といわれています。
満開を待たずに週末から始まる弘前城のさくら祭。
ぜひ一度でいいから日本一といわれるサクラをご覧ください。
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