花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

クールファン

2020年06月05日 | 環境システム科
これは環境システム科の大型水耕温室にある扇風機です。
暑くなってきたので、とうとう稼働したようです。
もちろん風を受けて涼んでいるのは野菜たち。
それをみている名農生はなんだか羨ましそうです。
本当であれば冷房があれば良いのですが
さすがにランニングコストがかかるので無理。
青森県では学校にも冷房がないのですから贅沢いえません。
しかしこの扇風機、ただ風を送るだけではありません。。
クールファンと呼ばれる冷風機は、
よく見るとファンの先に2つのノズルが見えます。
実はここから霧状の水が出て、温室内に広がり
気化熱を利用して気温を下げる優れものなのです。
でもこれを狭い家庭に持ち込んだら、
部屋中濡れちゃうので使えないですね。
現在はまだ風だけの利用ですが
これから暑くなったら力を発揮するはず。
その頃また涼みにやってきたいと思います。
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チェックは自己責任で

2020年06月05日 | 学校
道端で咲いているのはハルジオン。
春から初夏にかけて咲く野草で、蕾はピンク色をしています。
これと同じよく似た野草にヒメジョオンがあります。
こちらは白い花で蕾も白いので、判別は可能です。
よくハルジョオン、ヒメジョオンとか
ハルジオン、ヒメジオンと名前まで一緒にしてしまう人がいますが
漢字で書くと、一緒じゃないのがわかります。
ハルジオンは「春紫菀」。ヒメジョオンは「姫女菀」。
ハルジョオン、ヒメジオンではないのです。
実は夏から秋にかけて咲くシオン(紫菀)というキク科の植物がありますが
ハルジオンはそれによく似た春に咲く草ということから、
こんな名前がついているのです。
ではヒメジョオンはなぜ姫女菀?
本当は同じキク科なので、こちらにも紫菀の名前をつけたかったのですが
すでに春紫菀があったので、区別するため名を変えたという一説があります。
このように花姿も名前もそっくりの二つの植物。
もし確実に名前をチェックしようと思ったら茎を折ってください。
茎が空洞ならハルジオン、詰まっていたらヒメジョオンです。
なおハルジオンはある地方では「貧乏草」というらしく
折ったり摘んだりすると貧乏になるとの言い伝えがあるそうなので
折るかどうかは自己責任でお願いします。
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