花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

育苗室

2020年06月18日 | 環境システム科
ここは環境システム科の施設園芸実験室。
名久井農業高校には園芸実験室、生物工学実験室、
土肥実験室などいろいろな施設がありますが
この施設園芸実験室には変わったものが備えられています。
それがこの3畳ほどの小さな小部屋。育苗室です。
環境システム科には大きな圃場はなく、あるのは水耕温室だけ。
そのため育苗するのに土を使いません。
ここに見えているのは播種した育苗マット。スポンジ製です。
水に浸したこのマットに播種して、
この部屋に置くだけで、あっという間に芽が出てきます。
なぜならこの小部屋にはエアコンがあり、
植物の必要な発芽適温に保つことができるからです。
また光の波長も変えることができるため
発芽促進や発芽実験をすることもできるのです。
でも発芽してきた姿を見たら、皆さんきっとびっくりすると思います。
なぜならひょろひょろしたもやしなのです。
こんなもやしを水耕栽培ベッドに植えて育つのと
不安になること間違いなしなのですが、それがちゃんと育つのです。
それもレタスだったら1ヶ月ちょっとしたら収穫。
栽培環境を制御できる水耕栽培ならではの早業です。
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夏が来る

2020年06月18日 | 環境システム科
カブのプランター栽培に挑戦している環境システム科の2年生。
まるで小学生レベルの栽培体験ですが
環境システム科はそもそも本格的な農業実習はしないので
これでも大きなチャレンジ。虫に食べられないよう、
不織布で覆うなどして、なんとか成功させようと頑張っています。
農業高校といえば農業後継者の育成が大きな使命ですが
今の農業高校は大学のようにたくさんの学科に分かれていて
中には、ほとんど圃場での実習がない科もあります。
しかし中学校の先生方は農業に詳しくありません。
したがって人任せや友達と同じ科にしてしまうと
入ってからこんなはずじゃなかったとショックを受けるかもしれません。
中学生の皆さんは、そうならないように
しっかりと学科の学習内容を調べて受験してください。
さてそんな中学生のための体験入学が今年も夏に計画されています。
中学校が授業時数確保のため、夏休みを短くするようなので
それに応じて高校の体験入学の時期も変更されるようです。
コロナは収束していない中でも体験入学を行うのは
学科選択が大切である証拠。
もちろん大学などに進学する高校生にとっても同じです。
進路を左右する夏がまもなくやってきます。
就職試験解禁が1ケ月伸びるとはいえ、
早め早めの対策が求められます。
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