花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

さくらんぼ祭りスタート

2020年06月25日 | 
南部町といえばフルーツの里。
リンゴ、ウメ、モモ、ブドウなど初夏から秋まで
美味しい果物が地域の産直センターに並びます。
なかでも皆さんが楽しみにしているのはサクランボ。
たくさんのお客様が県内外から産直センターに足を運んでいます。
南部町あげてのさくらんぼのお祭りは、6月20日から7月19日までの予定。
品種の早晩生を上手に活かして約1ケ月も開催するのです。
一番の主力品種「佐藤錦」はまだ出始めですが、
これからどんどん出てくると思われます。
もちろん今年全国デビューする500円玉ぐらいの大きなジュノハートもこれから。
6月27日頃から収穫できるかもしれないとニュースが告げています。
しかし、こちらはデパートでの販売らしく
高値で数量限定ということもあり、なかなか地元民の口には入りそうもありません。
とはいえサクランボの季節到来。南部町は活気付いています。
ただ気になるのは平年よりも少ないといわれる収穫量。
品種によってはすぐなくなってしまうものもあるかもしれません。
もし南部町にもしいらっしゃることがあったら
ぜひ売上数億円という全国のカリスマ産直センター、
その名も「チェリーセンター」に一度寄ってみてください。
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南部町の原風景

2020年06月25日 | 学校
名久井岳を背景にした水田の風景です。
この地域には津軽地方のように広大な平野はないため、
大きな水田はありません。
でもこれが南部町の原風景ではないかと考えられます。
いやいや南部町はフルーツの里。
原風景は名久井岳と果樹園ではないかという方がいるかもしれません、
確かに南部町は今でこそフルーツの里として有名ですが
おそらく昭和の初期までは米やアワ、ヒエ、そして麦やソバなど
雑穀や野菜などが中心で、果物などは
あまり栽培されていなかったのではないでしょうか。
なぜなら当時は自給自足の生活。
お腹を満たす主食を作らなければならないからです。
それに比べて果物は換金作物。
生活が豊かになることで初めて食べるようになるからです。
そんなことから南部町のフルーツの里としての歴史は
それほど古くないと想像していますが、皆さんはどう思われますか。
昔から、春から夏に変わっていくこの季節には必ず青森県の太平洋側では
低温多湿の冷たい偏東風「ヤマセ」が吹きます。
かつては夏でも吹き止まず大きな冷害を何度も引き起こしました。
ヤマセに震えながら小さな水田と畑で自給自足。
そんな南部町の原風景を想像していると、
いつのまにかヤマセが吹き始め、だんだん気温が下がってきました。
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