花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

オリジナル花壇ブロック !

2020年06月06日 | 研究
昨年から三和土の研究を続けているハンターズ。
今年になってからも5名のメンバーは、
数え切れないほどの三和土を作ってきました。
三和土を作る腕が上達するのは嬉しいのですが
土肥実験室には、中途半端に余った土や砂などの材料が増え続けています。
今や6つしかない実験室の机の3つが材料置き場になりました。
ここで別の授業も行われているので、これ以上は増やせんません。
そこで先日、いつも国際大会に出場するメンバーをサポートしている3人が
余った材料を減らす目的で、ちょっと遊び心満載の三和土作りに挑戦しました。
彼が三和土を充填しているのは、コンクリートブロック用の型枠。
オリジナルの三和土製の花壇用ブロックを製作しているのです。
それも今までの研究成果を生かして、
中にいろいろな有機質肥料を添加しています。
米ぬかを添加すると窒素が多く、骨粉を入れるとリン酸が多い
固形肥料効果を持ったブロックになるからです。
どうせだったら色の違う土を使って三和土を作り、
肥料の成分を視覚的にわかるようにするひと工夫も加えました。
この面積だったら白い無肥料のブロックに
赤色ブロック○個、緑色ブロック○個を混ぜて花壇を作ると最適ですなど
セールスもしやすいと考えたからです。
余裕があったら馴化温室周辺に花壇でも作ってみたいと思います。
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香りのマスコット人形!

2020年06月06日 | 研究
余った材料を使っておもしろ三和土を作っているメンバー。
これはハンターズ紅一点の製作風景です。
なんとピンク色の不思議な容器に練った三和土を押し込んでいます。
これは手芸用のシリコン製モールド。
数年前からレジン(樹脂)を型に流し込んで自作する
アクセサリーが人気ですが、その型枠に詰め込んでいるのです。
面白いのは三和土の色が真っ黒なこと。
この実はこのモールド、眠っている犬の姿なのです。
そこで黒い犬にするため、三和土に松煙というススを添加したというわけです。
松煙は白壁の蔵を彩る真っ黒い漆喰を作るためのもの。
これを三和土に応用してみました。
またウサギの人気キャラクターであるミッフィーのモールドには
これまたかつて実験に使った真っ白いカオリンという粘土で作った
三和土を詰め込みました。真っ白いミッフィーにするために
使う砂も観賞魚用の真っ白い砂を使っています。
さらにすごいのは中にクリーム状の香水やバニラを練りこんでいること。
つまり出来上がると香りのするマスコット人形になるのです。
果たして女子らしい楽しい作品となるのでしょうか。
結果は数日後にはわかります。
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