花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

農業高校のお米

2020年06月20日 | 
これは5kgのお米袋。お米にしては珍しいブラックのパッケージです。
「心を米て育てました」と遊び心の入ったネーミングも目を引きます。
これはお隣の三本木農業高校のお米。
三農といえばタレントのりんごちゃんや阿武咲が有名ですが
全校生徒どころか近隣の子供達や三沢の米軍基地内の
高校生を招いた全校田植えも有名です。
このお米はそんな田植えのおかげで収穫されたもので
学校内の直売所で毎週販売されています。
野菜はもちろん、お米や卵などの農産物も並ぶので
市民の皆さんから大人気です。
直売所の名前はサンファーム。お米の右上についています。
ネーミングを決めたり直売所の立ち上げから絡んでいたので
この名前を見ると、とても懐かしく思います。
もちろんサンファームの由来は三農のサンと
太陽をいっぱい浴びて育った農作物だから太陽のサンという
2つの意味をひっかけてつけましたが、
アルファベット表記は太陽を優先してSunFarmだった気がします。
記憶違いだったらごめんなさい。
さて五所川原農林高校や柏木農業高校も学校米があり
販売されていますが、残念ながら名久井農業高校にはありません。
かつてはありましたが、生徒数の減少などもあり
水田がなくなってしまったからです。
そんなことからお米を見るとちょっと羨ましくなります。
毎年テレビで取り上げられる三農の名物行事「全校田植え」ですが
今年はコロナの影響もあり、今年はどうしたのでしょう。
ちょっと気になります。
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ラストチャレンジ

2020年06月20日 | 研究
春からいろいろバタバタしていたハンターズ。
少し落ち着いてきたので、今年の研究を
遅ればせながらスタートさせました。
もちろんトレジャーハンターズの名前通り、
見つけてきたテーマは先輩が途中で断念したもの。
久しぶりに環境システム科らしい水耕栽培研究となりました。
実はこの研究、フローラ最後のFLORA10が
2017年、2年生の1学期に試しに行ったもの。
実は、ちょっと面白い結果が出ていたのです。
そこでハンターズが検証を行い、
研究としてまとめようと取り組んでいるのです。
ここにあるのはカラフルな水耕栽培装置。
赤や青の光は光合成に使われ、成長を促進させるのは周知の事実です。
つまり、これだけでは新しさはなく研究になりません。
彼らの工夫のポイントは赤や青のフィルムを貼った栽培装置。
特に光が当たらない葉の下にフイルムを貼っていること。
この日、播種したのでまだまだ結果は分かりませんが、
フローラが残したデータが単なる勘違いなのか、
それとも新発見なのか今から楽しみです。
いつもフローラの失敗テーマを磨いては
お宝になるかチャレンジしているハンターズ。
ところが昨年の結果は、ほぼ全戦全敗。
あとのないハンターズのラストチャレンジが始まりました。
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ウメの季節

2020年06月20日 | 学校
南部町はフルーツの里として有名で
季節ごとにいろいろな果物が収穫されます。
もちろん一番有名なのはサクランボですが、このウメも特産品です。
実は青森県のウメ生産量は都道府県で全国トップ10。
その県内の主な生産地といえば南部町周辺地域。
つまり名久井農業高校のある南部町は全国有数のウメの産地なのです。
また豊後などの品種の他に、南部町には八助というアンズも栽培されていて
大きな梅干しが名物となっています。
昔から南部町の梅干しは大きいと話題だったそうですが
アンズだと判明されたのはそんな昔の話ではありません。
ウメじゃなかったと知ったとき、
皆さんどんな顔をされたのでしょうか。ちょっと気になります。
ところがこの10年ほどで、青森県のウメ生産量は40%以上も減っています。
農家の高齢化、担い手不足などの影響かと思われますが
この現象傾向は全国的なもの。
日本の味であるウメの未来がちょっと心配になります。
南部町には産直のカリスマであるチェリーセンターがあります。
産直の先駆的存在で、オープン後は、しばらくの間
全国からたくさんの農業関係者が視察に訪れていました。
自動車で南部町を通過する機会があったら、
国道沿いなので、ぜひ覗いてください。
野菜と違って果物は見るだけで楽しいもの。
ずらり並んだフルーツは圧巻です。
収穫はサクランボと同じ6月下旬から。
チェリーセンターに加工用のウメが並ぶ初夏はまもなくです。
名農からも近いんですよ。
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