花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

誰一人取り残さない

2021年12月26日 | 研究
何度かご紹介したフローラハンターズの賞取りレース。
6名のメンバーがランナーとなって今年の受賞ポイントNo.1を競っています。
前回ご紹介した時は、先頭集団を作っているのは3名の女子と男子1名。
最初からぐんぐんポイントを集めています。
それに比べ男子2名は停滞気味。10ポイント近くも離されていました。
そんなハンターズですが先日、今年最後の発表会が行われ、年内の最終順位が確定しました。
驚いたのが男子の猛追。すでに発表会が終えている女子に対して
男子はまだ2つのビジネス系の全国大会が残っていました。
それも土日と2日連続、さらに国家試験もあるというハードスケジュール。
果たして男子の運命はいかに!
ところがそんな心配は無用。男子3名は大暴れしました。
なんと初日の大会でいきなり最優秀賞。念願の日本一です。
さらに翌日の大会では国家試験のため2名で参加しましたが、こちらも堂々の3位。
女神フローラは頑張っている男子をちゃんと見守ってくれました。
さらに終業式の日に日本学生科学賞県審査の結果が発表になり、さらに加算。
その結果がこれ。トップを走っていた女子が猛追してきた男子をかろうじて
1ポイント差でかわし逃げ切り成功。しかし遅れをとっていた男子2名は大活躍。
最後の最後に女子と並びました。そんなことで偶然ですが
年末はこのようにみんな、ほぼ同じような得点になりました。
「誰一人取り残さない」
さすがは昨年のJapan SDGs Awardを受賞した研究チームだけあります。
大会は数こそ少ないのですが、まだ来年も残っています。
学校は年度決算。3月末までまだ戦いは続きます。
コメント

見える化

2021年12月26日 | 環境システム科
2年目の露天風呂栽培に挑戦している環境班。
真冬の寒い部屋で、養液だけを温めた水槽を用いて
野菜の水耕栽培を行うとどうなるかを試しています。
しかしいくら養液を加温する工夫をしても、
見た目はまったく変化ないので、どうもピンときません。
そこで登場するのが消しゴムサイズのこの小さな装置。
実はこんなに小さくてもスマホ用のサーモグラフィーなんです。
接続するとスマホの画面に色分けされたお馴染みの温度分布画像が現れます。
記録だってスマホなので撮影ボタンを押すだけといたって簡単。
でもちゃんと温度表示もされる優れものです。
これなら目に見えない水槽や植物体の温度が一目瞭然。
目に見えないデータを可視化してくれるので、グッと楽しくなります。
昔、サーモグラフィーは百万円以上する高額分析機器でした。
確か以前、ある団体から寄贈されたサーモグラフィーは
初めて100万円を切ったという画期的な格安測定機器でした。
それに比べたらこれはハンターズが買えるぐらいの激安装置。
科学の進歩は研究班を助けています。
コメント