花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

フローラ走る

2021年12月12日 | 研究
フローラが長年取り組んでいるもののひとつに
ビジネスプランコンテストへの応募があります。
初期メンバーはベンチャーを目指していたので
研究成果を必ずビジネスプランまでもっていかないと
フィニッシュにならなかったのです。
さて今年は男女3名ずつに分かれ、競い合いながら新しいビジネスを考案しました。
現在、高校生のビジネスコンテストは、フローラ結成時に比べると随分と増えました。
そこで男女ともいろいろなバリエーションを作りいくつかの大会に応募したところ
予選を突破して2つの決勝大会に出場することになりました。
しかし不思議なことに選ばれるのはすべて男子のアイデア。
来年予選結果が発表される大会もあるので、まだわかりませんが
女子が不利な状態に追い詰められているのは間違いないようです。
さて男子が考案したいくつかのビジネスは、この高機能性スイーツがベース。
13年間活動した研究成果は、直接の担当者こそ代わりますが
すべてフローラの財産。フローラなら誰でも研究成果を活用できます。
今回はこのスイーツをビジネスに組み込んだのですが、
実際に食べて見ないと実感がわきません。
そこであらためて先輩の開発したアップルパイを再現したというわけです。
大会は1週間後の週末。環境システム科では検定試験も行われるので
土日もなく大忙しです。フローラの師走はメンバーが走ります。
コメント

麗岳

2021年12月12日 | 学校
名久井農業高校では「麗岳」という言葉をよく耳にします。
もちろん名久井岳のことです、
例えば生徒会。名農の生徒会を「麗岳会」といいます。
生徒総会ではなく麗岳会総会。こんな風に使います。
さてこちらは「麗岳館」。生徒会館の名前です。
2階建てでコロナが感染拡大する前は、1階は学生食堂。
2階は今も和太鼓で有名な郷土芸能部の練習場です。
でもその昔は合宿所。2階には2段ベットが40名分。
つまり昔の1クラスの人数分が備えられていました。
運動部だけが使うのなら、こんなにベッドはいらないはずですが
これには理由があるのです。かつて名農の1年生は
入学まもない5月ぐらいに2泊3日でクラス合宿をしていたのです。
当時は1学年4学科。したがって春はどこかのクラスが
必ず宿泊していました。そこで行われるのが当番実習。
夕食まで各農場に分かれて農業実習のノウハウを学んでいました。
確か畜産科は朝も実習していたと思います。
ところが実習だけではありません。なんと夜もガッチリ勉強。
それが農業鑑定。ノートを作り毎晩勉強して最終日は模擬テストをしました。
担任、学科の先生はもちろん、農業クラブの役員も手伝うなど
それはそれはハードな合宿をしていたものです。
成績などは時間割外に設定されたの科目「総合実習」で評価されました。
農業の各論は授業で学びますが、実際どのように行われているかを知るには
現場を体験しなければわかりません。
それを学ぶのが「総合実習」という科目の目的だからです。
今の麗岳館はベッドもなく当時の様子をうかがい知ることもできません。
さて昨日は農業関係の検定試験日でした。手ごたえはいかがでしたか?
コメント