花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

最後は魔法頼み

2023年01月09日 | 研究
今日は1月9日、成人の日です。
祝日ですが、本日FLORA HUNTERSは出校します。
理由は来週から3学期が始まるのですが、
すぐに校内プロジェクト発表会が開催されるから。
会場は年末に参加したお隣の農業高校とは違い、
ちょっと寒い名農の体育館。また発表もポスターセッションです。
百戦錬磨のフローラとはいえ、久しぶりなので思い出すための練習もく必要です。
しかし現在、冬休み中の彼らは自動車学校に夢中。
さらにこれは校内大会。別に上の大会に繋がるわけではありません。
流してしまうこともできますが、「やるからには一生懸命」がFLORAの流儀。
相談の結果、自動車学校が休みである祝日出校を彼らが決めました。
みんなのやる気にとことん付き合うのもFLORAの流儀。
いつしかみんなの心の中に流儀が染み込んできました。
2年間かけてグループがチームに育ってきたようです。
さてポスターセッションの練習をする前に
決めなければならないことがあります。それが指示棒選び。
大先輩のTEAM FLORA PHOTONICSが毎年USJから買いためた
ハリーポッターやハーマイオニーなど魔法の杖の中から決めるのですが、
全員分ありません。したがって2名は何のパワーも感じない
「指差している手」のおもちゃを使うことになります。
今回は6名のメンバーが原点である個々に分かれての個人戦。
3学期はあっという間に終わるので、この成績がポイントレースを左右します。
困ったときは藁にもすがるFLORA。
そんなことで練習不足をカバーしてくれるだろう魔法の杖に頼るのです。
さあ誰がどんな杖になるのでしょう。運命をかけたジャンケンが本日行われます。
コメント

ポスター#2 沖縄の赤土流出抑制研究

2023年01月09日 | 環境システム科
フローラハンターズは全部で6名。したがってポスターも6枚あります。
これは沖縄の赤土流出抑制研究。研究に取り組んだのは2022年1月と
まだ1年間しか経っていませんが、青森と沖縄がタッグを組んで
ダイナミックに行った環境保全活動のインパクトが大きく
全国紙やBSでも活動の様子が放映されました。
主に取り組んだのは4名。塩害抑制チームと2手に分かれての活動です。
沖縄には島尻マージや国頭マージなど独特な赤土から出来ています。
しかしいずれも脆く、雨が降ると農地から流れ出し
世界遺産の美ら海を赤く染め、海の生態系も脅かしているのです。
フローラに協力依頼したのは、地元の環境団体や農家の皆さん。
先輩であるTreasure Huntersがストックホルムで披露した三和土を使った
機能性集水システムを知ったのがきっかけです。
さっそく送られてきた赤土を使って三和土化に挑戦しますが
固めるために添加したカルシウムが吸着しにくい性質があり
耐久性がありません。試行錯誤の結果、ニガリや流出途中にある
沈砂池に堆積した粒子の大きな土壌を使うことで固化に成功します。
ところが石垣島での活動はコロナ第6波でできません。
そこでオンラインでフローラが石垣島の高校生にコツを伝授。?
フローラに代わって簡易堤防作りに取り組んでくださいました。
そして5月下旬には念願の沖縄ヤンバルに代表2名が渡り
地元の皆さんと協力しながら実際に活動するなど現在進行形の活動なのです。
こちらも地球環境大賞や環境大臣賞を受賞した研究で、
4名の中から沖縄に行って活動した男子メンバーが披露します。
世界に向けて発信した研究が巡り巡って日本の沖縄で役立っているという
不思議でダイナミックな活動が伝えられると成功です。
コメント