花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

24時間オープン

2023年01月18日 | 環境システム科
ツツジのトピアリーのある土手の上には温室群があります。
左はFLORAが2010年から農場の本拠地として使わせてもらっている馴化温室。
試験管の中で育てた洋ランを外気にならすための特殊温室で
本来ならば生物工学の授業や生物生産科の生物工学研究班が使う施設ですが
FLORA結成当時は、洋ランの培養が盛んでなかったため借用したというわけです。
さてこの温室は年末のクリスマスの時期になると根雪と凍結でドアが開かなくなる
「開かずの温室」となってしまいます。ところがどうでしょう。
今年はご覧のとおり雪が降りません。積雪もなく気温も高いので
今のところコンビニ店のように24時間オープン。いつでも中に入ることができます。
環境班に2年生がいたらおそらくなんらかの実験をしていたと思うのですが
現在のFLORAには下級生はいません。さらに今年度の活動はすべてを終えています。
つまり新たな研究は行なっていません。
とはいってもメンバーはレイムダックではありません。
まもなくやってくる春のために各自飛び立つ準備に取り組んでいるのです。
さて今日は飛び立つための最後のハードル。校内プロジェクト発表会です。
現在の2年生は、すでに研究班に所属していますが、
彼らが研究班を決める際に環境班は選択肢にありませんでした。
そして今年は、農業クラブの大会に出場していないので
当然ながら1年生も環境班の存在を知りません。
そんな下級生たちに、幻の環境研究班FLORA HUNTERSの
この2年間の成果を披露できるのは今日が最初で最後。
研究の楽しさを伝えたいものです。
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散らない花は今盛りなり

2023年01月18日 | 学校
クリスマスの頃に咲き始めたクリスマスローズの原種「ヘレボルス・ニゲル」。
2週間経ってもご覧のように真っ白な花を広げています。
それどころが蕾がひとつ開きかけ、さらに新しい蕾も見つけました。
花弁のようでガク片。だからこんなにも長持ちしているのです。
しかし長持ちしている原因がまだあります。今年は雪が降らないのです。
降るべき時に降らないと夏の渇水が心配。
太平洋側は2月になると春を告げる湿ったドカ雪が降りますが
果たして今年はどうなるのでしょう。
雪が少ないのは除雪が不要なのでとても楽です。
さらに自動車学校に通っている3年生にとっても運転しやすいとは思います。
しかしこのまま春になっていいのでしょうか。
なんだか不気味でしょうがありません。
そう思っていたらさすがは寒。今週は雪がちらつき始めています。
さて2月に入ると店頭に出回ってくるクリスマスローズがあります。
それが「ヘレボルス・オリエンタリス」。
ウクライナ周辺が故郷のこちらはさまざまな色があり、かつて大人気でした。
今はブームも去り、以前よりも安価になってきたので、ぜひ一株いかがでしょうか。
落葉広葉樹の木の下に植えるだけで、勝手に咲いてくれます。
また花がガク片のため散ることはありません。
そのため受験生には「散らない花」として縁起物にもなっています。
鉢植えを手に入れるには今がチャンス。
開花後は鉢で管理したり、木の下に地植えするなどさまざま。
いろいろなナーサリーがネット販売もしているのでお気に入りを探してみてください。
まずは専門店のサイトをご覧になってください。
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