花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

お年玉ゲットだぜ

2023年01月06日 | 学校
これは日本学校農業クラブ連盟FFJの機関誌「リーダシップ」の記事。
毎年この時期になると、優れたプロジェクト活動をした生徒に与えられる
FFJ検定「特級」の合格者が発表になります。
この検定には初級、中級、上級、特級の4つのレベルがあり
名農では長年、2年生が終わるまでに上級へチャレンジしてもらっています。
研究レポート作りはもちろん、農業に関する簡単な試験や面接もあるので
最高位の特級までたどり着くのは、そう簡単ではありません。
機関誌によると今年受賞した生徒がいる高校は全国で16校。
名久井農業高校もそのひとつです。名農の受賞者名簿のところを
黄色の枠で囲んでいますが、全部で7名もいます。
数えてみるとこれは16校の中で最も多い数。
今年も受賞者数No.1。数ある高校の中でも
優れた研究をしている高校として認められたことになります。
さらに赤色のマーカーが付いている人が3名います。
農業クラブでは研究内容を次の3つのカテゴリーに分類しています。
I 類「生産・流通・経営」
II類「開発・保全・創造」
III類「ヒューマンサービス」
校内大会はもちろん、県、地区、全国大会までこの3分類で発表し合います。
赤色は今年の3分野の最も優れた研究とその研究者。
なんと名久井農業高校からも II類の最優秀に選ばれました。
嬉しいことにFLORAの女子メンバー。それも赤土流出抑制でも
塩害抑制研究でもなく、水の浄化研究です。
彼女はJr.出身。1年生の時からFLORAで研究してきたテーマです。
あまりコンクールで公開していないので、話題になりませんでしたが
努力が認められました。2022年No.1研究。大きなお年玉です。
コメント

レンタルショップFLORA

2023年01月06日 | 研究
クリスマスローズが透明な容器に覆われています。
大きさはバスケットボールの半分ぐらい。
これは保温容器。早春や晩秋は気温が低くなりすぎるので
このような容器をかぶせるのです。
このクリスマスローズにも雪や霜から守るために用いられました。
また太陽が出ると中は温室のようにほかほかにもなります。
この地域では春先、畑に野菜苗を植える際、
春の強風や遅霜から守るため、肥料袋をかぶせたりします。
袋もこのドームもどちらも植物を守り、生育を早めてくれるアイデアグッズです。
もちろんペットボトルを切って自作も可能。ぜひ挑戦してみてください。
さてこの保温容器はFLORAの所有物ですが、最近使ったのは1年前。
ホウレンソウには、寒気をあてて機能性成分や糖度を高める
「寒じめ栽培」というものがありますが、
養液が凍るので水耕栽培で行われることはありません。
そこで養液を少しだけ温めることを思いついた男子メンバー。
昨年、効果を確かめるため栽培試験を行いました。
この保温容器は実験のため、ホウレンソウの種子を撒き
苗を育てる際に使われました。
努力の甲斐あって結果は大成功。年末に仙台に招かれ表彰されました。
新年度も存続すると活動15年目を迎えるFLORAには、
いろいろなグッズが揃っています。
レンタルしますので、使いたい人はぜひお問い合わせください。
コメント