花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

賞状山分け

2023年01月30日 | 研究
机の上にあるたくさんの賞状。15枚以上あります。
これは今年1年間でFLORA HUNTERSがいただいたもの。
大臣賞などは学校に飾られていますが、
それ以外の賞状は最後の課題研究で山分けするのがルールです。
1人平均約3枚。個人研究が評価された場合、
いただける人は決まっていますがグループで受賞したすると厄介。
大きな賞状、小さな賞状、さらに額入りの立派なものまであるので
喧嘩しないか心配です。でも安心してください。
そんなこともなく、和やかに分けていました。
昨年度末にも同じように賞状の山分けを行いましたが、さすがは3年次。
数がかなり増えています。
あとは最も欲しかった卒業証書を待つだけ。
でもその前に功労賞など他の賞状の授与式があるので
頑張った彼らは、もっともらえるかもしれません。
卒業式は3月1日、賞状授与式は2月28日です。
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春よ来い

2023年01月30日 | 学校
さてこれは県南に春を呼ぶ行事「えんぶり」。
大きな烏帽子をかぶって雪中で舞う姿を見ようと全国から観光客がきます。
これは八戸周辺で800年以上も続く伝統芸能で津軽地方にはありません。
なぜなら太平洋側の南部地方は「ヤマセ」という低温多湿の偏東風により
昔からお米がとれませんでした。したがって豊作を願う想いは強く
米作りの一連の動作を踊りにして神様に奉納してきたのです。
昔から豊作を祝うのは小正月。旧暦の1月15日と決まっていました。
でも現在発表になっている今年のえんぶりの期日は
八戸市は2月17〜20日。名農のある南部町は11〜12日、
そして海寄りの階上町は5日とずいぶん違いがあります。
そこで旧暦の小正月がいつなのか調べてみると、今のカレンダーで2月5日。
つまり階上町が旧暦の小正月ぴったりに開催されるようです。
かつては神事なので、ずれることはなかったと思いますが
今、八戸市ではえんぶりを観光の目玉としているので休日が入り、
たくさんのお客様に見てもらえるよう期間も長くしていると考えられます。
また南部町のえんぶりは、八戸ほど観光化されておらず
昔ながらの風情を今なお残していますが、郡部なので後継者があまりいません。
そこで舞い手の子供達が休みの土日にしているのだと思われます。
南部手踊り発祥の地である南部町には、えんぶりを舞う子供達が今もいます。
かつて農業クラブの県大会があると、南部町出身の生徒がステージで舞って
名農ならではの歓迎イベントをよく行っていたものです。
おそらく今春も踊る名農生がいるはず。春が近づいています。
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